ホリデーシーズンになると,ツリーやリースだけでなく,タオルや食器もクリスマスのデザインに替える。シャワーカーテンや掛け布団等の大きな物も売られているが,取り替えたり保管したり大変だろう。台所用のタオルでさえ出し忘れるのに!少しでも長く楽しめるように,11月になると急いで出す。
さて,先々週アメリカ人の友人がクリスマス用ドアマットのクラス受講をプレゼントしてくれた。こんな大がかりなクラスがあるのもアメリカならではか。そう言えば,外用のクリスマスマットはうちにはない。
2時間がかりでできたのがこちら。
一応BELIEVE,らしい!Lのツリーはさすがに無理があるので,靴下はどうかなと思う。
サイズは30x18インチ(約76x46cm)で大きくていい。
デザインは申し込み時に選んだ。二人ともこの最も複雑なモノにしたので時間がかかり...ナント,完成作品を持って撮る集合写真に間に合わず!Eの上にサンタの帽子をペイントするのをパスしても...これで終了としたが,友人は家で仕上げると言ってペイント数本と筆をもらって帰っていた。
文字の枠は取ってあり(ステンシル),それぞれ好きなカラーを選ぶ。塗ると言うより長く荒い毛にペイントをたっぷり流し込むので,消費量がスゴイ。
ペイントだけでも1000本くらい用意してあったろう,筆に至っては「洗わなくていい。色を変える時は新しいのを使って」と。洗い場はあったと思うが,大幅な時間と手間の短縮である。水しぶきで衣服が汚れることもない。使い終わった筆は,最後にまとめて大きな箱に入れた。講師が自宅で洗うのだろうが,穂先は既にペイントで固まっている。せめて水の入った入れ物に漬けておくとか...。アメリカ人の友人に話すと,「筆は安いからいいでしょ」と。いつもの便利重視の大量生産・大量消費の思考だ。
一番に教室に着いたのに(と言っても始めるのは同時),二人そろって一番遅くまでかかった。前に受講したこのクラスでも...。
色決めにそんなに時間がかかっている訳でもないけれど,他の人はとにかく慣れている様子で早い。
このクラス,受講者は27名。ドアマットも大きいので,倉庫のような広い部屋で行われた。近くにバーがあり,ビールのプラスチックカップを片手に来た人もちらほら。
他の人の選んだフレーズは,Merry Christmas,Happy Holidays,FALALALALAHHH等のシンプルなものから,「The Browns」のように自分の名字を黒一色でペイントしている人も。
アメリカのクラスというのは,個人の好みと自主性を重んじたものが多く,講師はあまり指導しない。材料だけが置いてあり,見本すらないことも!よって,大人数でのクラスが可能になる。失敗して講師を責める人もいない,と言いたいところだが...一人だけ聞いたことがある(ちなみにその人は他にも問題があった)。
一応アウトドア用のスプレーをかけてから玄関口に出した。カラフルなので華やか!夫は贈り物の箱が届いているように見えると言っている。
できるだけキレイに保ちたいので...今のところ,ペイント部分をよけて通っている(笑)。モノではなく,こういうプレゼントは格別に嬉しい。