8月21日にようやく7枚完成。2日前の月曜日,プレゼントの手作りバッグに入れて,依頼主に渡して来た。

7月15・16日に材料を購入し,7月20日に友人宅に表布を取りに行き…
よだれかけだけでも, 昨年は16枚,3年前にも16枚縫っている。無論,その前からずっと。バイアステープのしつけ縫いに時間がかかるので,一枚につき4時間近く要する。
一週間に一枚以上のペースでは制作しないということは,以前依頼主(ハンディキャップを持った子の母親)にも随分前に伝えている。「誰もやってくれない」と懇願されるが,みんなそれぞれ自分のことで精一杯だと思う。ボランティアは,一度やり始めたら辞めるのは非常に難しい。
「無能だと思われたくないからムリをする」,これが度を超えると自分が参ってしまう。教員一年目の研修で,絶対にNOと言ってはいけない,私がやりますと言えと訓練された。「いいよー簡単だし暇だから」とか「手芸は好き」なんて口をすべらせると,夫から「やめておけ」という威圧的な視線が送られる。相手の気持ちを軽くしようと言っているのに,喜んでやっていると受け取られる。日本人の謙遜や遠慮,気遣いは一切通用しない。じゃあ次はこれでその次は...と終わりがない要望に,長期に渡ってストレスを溜める私を,夫は十分知っている。
タオル地というのは散らかるだけでなく,細かなクズが日本から持って来たコンピューターミシンを破損してしまいそうで…大量に縫うのは怖い。
純粋に他人に尽くせない自分,何をやってもダメな自分を認識し落ち込むばかり。さらりと親切にできるようになるにはまだまだ。
今回は,一応これでよしとしたい。