6月はウェディングシーズンということで,結婚式のウェルカムボードを紹介します。


3月末に結婚した日本の友人に贈ったスクラップブッキングのフレーム。12インチ(約30cm)四方のレイアウトが収まるシャドウボックス(額絵とガラスの間が数センチ開いている3D作品用)です。

タイトルはHigh School Sweethearts。高校の同級生との結婚ということなので,このタイトルしかないでしょう!Sweetheartと単数形で作っていたら,夫から「2人を指してるんだから複数形だろ」と指摘され...何とかギリギリセーフで収まりました。文字も紺色に水色紙を重ねて立体感を出しています。

長い年月の思い出が詰まったアルバム風のデザインにしました。写真下方にメタルパーツ等を配置しているのは,ここに日付がプリントされていたから。撮影日ではなく,現像の注文日の日付だそうで...!何とまぁ。何とか隠しています。

ベースは,白紙に柄入りのフィルムシートを重ねました。爽やかさや軽快感が出ますし,何より写真が引き立ちますね。

1月初めにプリントした写真を郵送してもらってから制作。自宅クラスで生徒さんと一緒に作る時も事前に写真を持って来てもらいます。パソコン画面上で見るもの・こちらでデータを印刷したものと,現像して来てもらった写真とでは色もサイズも異なります。写真が主役ですから,まず写真を手元に置いてからすべてがスタート。ミリ単位やトーンの微妙な違いで,デザインが決まります。そして,大事な写真なので,どこまでカット(crop)してよいかも聞いておかねばなりません。

見知らぬ方も写っている写真。人様の個人情報でもあるので,データではもらわない方が良いと思います。

 

話を戻して。どうしても枚数が絞れなかったということで8枚郵送されてきて,このフレームで4枚使いました。結婚式のウェルカムコーナーに飾るためのものなので,結婚式用といってもウェディングドレス等の衣装を着た写真ではない。

 

どうも結婚式用となると,カジュアルな服装の写真でも白いレースやパール等の飾りを期待されているような感じがします。登山したり海で泳いだりしていても…。うーん。