隣に住むアメリカ人を食事に招いた際,質問があると言う。聞けば,「日系人の親友の誕生日が10日後。日本では88歳というのは特別だと言っているが,どういうこと?」というもの。
「88歳!えーっと,それはアンブレラエイジ(傘寿のつもり)じゃなくて...そうそう,漢字の八十八(書いて見せて)が似ているからrice age(米寿)っていうんだよ。意味はよくわからないけれど,まあ長寿の節目の一つ」。
ということで,知人でもあるその人に作ったのがこちら。
米粒のシェイカーボックス。ライスシャワーということで,米粒は結婚式用に使えるとは思っていたけれど,まさか米寿のカードになるとは...。おめでたい気がするので,もち米を入れてみた(笑)。
麦の穂のダイを稲穂に見立て...秋(サンクスギビング)でなくても,麦の穂は使う機会があったんだなぁ。堅い頭にしないためにも,道具や材料は年中目につくところに置いておくのがいい(散らかるということ)。
ネットで調べてみると,米寿のテーマカラーは黄色と金茶色らしい。黒で全体を引き締めつつ,差し色に春のロビンズエッグブルー(リボンとスパンコール)を入れてさわやかに。
米粒の丸みに合わせて,柄紙もリボンも水玉模様にしている。
筆で八十八と書いてもいいけれど,純和風テイストのカードならそれもありだ。
手渡しなので,リボンも思いっきり立体的にできる。
内側。
夫が英語でメッセージを書き,私は日本語で「米寿,おめでとうございます」と添えた。
重ね貼りにした紙の麦穂には,折れ曲がり防止のためにフローラルワイヤーを入れている。リボンがつぶれないよう,透明のシール付き袋に入れて渡した。
良き米寿の誕生日になることを願う。