日本の友人から届いたお城の立体カード。

ミニ畳と衝立の前で撮影してみた。


カード自体はもちろんだが,添付されている説明書がスゴイ。上方には開き方の説明で,下方は国際郵便の料金表だ。このカード(50g以下)に手紙か何かを同封することも考えてだろう,250gまでの料金が載っている。

さらに,裏面下方には,航空便の封筒の書き方が。

しかも,この下方の料金表と書き方の部分は点線で切り取って郵送できるという...至れり尽くせりっぷりだ。送る側と受け取る側双方への配慮にあふれている。
日本に住んでいると,こういう配慮に慣れてしまい,「その程度の親切がどうかしたか?普通だよね」と思うであろう。逆に,こういう説明書がない場合にクレームでも入れたくなるかもしれない...。


私が作ったカードについても,切手代について考慮し,クラスでも料金については知らせている。アメリカ生まれのアメリカ人でも,カードはすべて普通料金で郵送してよいと考える人が多いと思う。


何故切手代についてひどく気にするかというと...作成後については本人の責任だが,かつて「あなたのカードが,切手代不足で戻ってきたのよ」とアメリカ人に言われたことがあったから!どういう封筒でいくらの切手を貼っていたのかは知らないが,こういうことを言われると,自分の手落ちだということでへこむ...謝るしかなかった。


送り手がメッセージを書いて郵送する・受け取り手が読んだり飾ったりするまでが,カードを販売する者の責任という日本のメーカーの姿勢。細やかな気配りには学ぶところが多い。