ハンディキャップの子どものよだれかけ制作(16枚)の真っ最中だ。約2年ごと(半年間程度)にこのボランティアをしている。


材料をほぼそろえて,裁断したところ(5月25日)。

本体(タオル地・防水布)・ポケット・マジックテープ・バイヤステープ・ミシン糸。

パンデミックで,タオル地(Terry)と防水布が不足しているそうで...店にあった時に買うなどしていたので,色の組み合わせはバラバラ。濃いめの色でというリクエストでネイビーのタオル地にしている。

材料の購入から,完成品を持って行くまで,1枚につき3時間以上かかる。3時間×16枚で,48時間超えのボランティアだ。テキストメッセージでのやり取りも含めれば,50時間は軽く超える。

5月15日に材料を購入し始め,週に確実に1枚仕上げると決めているが,そうなると完成は9月上旬...。今回は短期集中で,7月末の完成を目指している。既に10枚仕上がり,あと6枚!

試作1枚の後,4枚できて届けた(6/12)のがこちら。
人件費はゼロ円だが,もらっている材料費はどうなのか。割引き券(25~50%程度)を使って購入したとして1枚当たりを計算してみたら,約5ドル(約550円)。小さいけれど結構かかるなぁ...タオル地・防水布・バイヤステープ・マジックテープ,とすべて元値が結構高いから。3時間の人件費なんかを入れたりしたら,1枚3,000円ほど。

リハビリ専門店に市販品を見に行くと,薄手の白地のよだれかけが$6で販売されていた。縫製も甘い。ネットでもいろいろ調べたが,いずれもイマイチ。画像でイマイチということは,実物はそれ以下という可能性が高い。

首元まで防水布とタオル地の2枚重ねで,きついカーブに分厚いマジックテープを縫いつけるのだが,そこが...首だけにネック。着脱の手間・洗濯のしやすさ・コスト・使い心地・機能等考えると,他の作り方はないような...。消耗品なのに,ものすごく時間と手間がかかり過ぎるが,作り手ががんばるしかなさそうだ。

アメリカだからか...良いものは例えお金を出しても売っていないことが多い。作れるものは作るしかない。