先日,クラフトチェーン店に布地(3種類)を買いに出かけた。マスク用ではなく,プレゼントや注文品のための布地である。

思い出せば,渡米当初は1ヤード(約90cm)とか2ヤードのように,ヤード単位で裁断してもらっていた。

しかし,ヤードごとに買うと当然無駄が出るので(特に頼まれた物の制作),次第にハーフヤード(約45cm)単位で購入するように。

ちなみに,ヤード(=3フィート=36インチ)の下の単位はフィートだが,フィートが入るとややこしくなるので通常はインチで表現。1ヤード1インチ買う場合は,37インチで裁断してもらっている。

こないだは,今までで最も短く,13インチ(約33cm)の布を裁断してもらった。幅が72インチ(約180cm)の布なので,帯のように長い。レシートはヤード記載だから,0.361ヤードと印刷してあった。コンピューターの助けがないと換算できないなぁ...。

裁断している店員さんに,「ところで,裁断の最小の長さは?」と聞いてみたら,2インチ(約5cm)という答えが返ってきた。2インチ!!短い!!5cmから切ってくれるのか。これはすごい。

店にもよるだろうが,日本ではどうなんだろう?10cm以下は無理なのではないか。

考えてみると,日本でも1メートル単位でしか買ったことがないような気がする。日本語が通じても,「中途半端な長さでは売れない(電卓で計算できない)のでは」とか,「手間を取らせておきながら,ちょっとしか買わないのはセコいような気がする」,「中途半端な長さに,怪訝な顔はされまいか」,「気に入った布だから,余ったら何かに使えばいいし」...等と漠然と思っていたものだ。事前にきちっと寸法を測ってから店に出向いていなかったし...。

アメリカでは,野菜や果物も1個ずつの量り売りが多い。要るだけ買うということ。布地も然り。

使わない物を増やさず無駄をしないためにも,必要な分だけ買うようにしたい。