棚の隅っこから出てきた大量の端切れ。バッグやランチマット等を縫った残りの布地で,ポケットやティッシュケースにもならない大きさの切れっ端です。ホントのホントの端切れ。シワシワに詰め込んだままのものや,適当にミシンで縫い合わせたもの等で,最小なんかは2×3cmほどのサイズです。
飽きっぽいのでやりかける,貧乏性なので捨てられない...その象徴。今,形にしなければ,ずっとほったらかしのまま...ということで,重い腰を上げました。
マットにしようかなとも思ったんですが,個性的な柄なのでバッグに!
持ち手の紐(1cm幅)も,ナント16枚をはぎ合わせており,数ミリしか見えない柄も。
どの布地にも思い出が詰まっています。
芸者?柄の布地は,アメリカで購入。2009年にハンガリーとルーマニアに行った際に,親戚のお土産用にたくさん作った巾着袋(ザ☆ジャパンという作品)の残りで,私の手元には端切れしかない。こうやって使えるモノとして残すことで,場所も取らず日常的に思い出すことができます。
布合わせですが,このバッグの場合は赤を基調としています。たまたま手持ちの端切れが赤が多かったからですが,端ミシンをかけることも考えると,同系色がよいですね。
ペーパークラフトと同様,黒を入れると作品が引き締まります。かわいいピンク等でまとめたいと,黒のような強い色をポンと入れることに抵抗がある人は多いと思いますが...。
ここでは,たまたま芸者の髪が黒でした。しかも,柄が大きいのでバッグ全体にメリハリが出ます。顔全体が一面に出るとそこに目が行ってしまいますが,適度に裁断されていてよりミステリアスになったかも?
柄ものばかりでは,どうしてもごちゃつきますね。たまたま,無地(濃いピンク)が一種類あり,しかもこの生地は多めにあったので,裏地にも使いました。
厚い接着芯を入れて,ナスカン(茄子環)をつけることで,安っぽくならないように。
柄の向きは気にせずつないだのですが,三角形は避けた方がいいというのが反省点。1,2箇所ならばアクセントにもなりますが,多すぎると布のゆがみが出て,パッチワークではなくただのツギハギになってしまうから。
引き出しを開けたら,青や和風布の端切れも出てきました...これも,ナニカに変身させないとなぁ...。