うちにある3社の掃除用除菌液体スプレーの小さい文字の説明書きを読んでいて,P&G社の製品に「ヒトコロナウィルス」という文字が。新発売というシールが貼ってありますが,2019年に発売されたもののようです。お店でこの商品をカゴに入れていた人が,「これはコマーシャルでもやっているのよ」と教えてくれました。コロナウィルスには6種類あるそうで…今流行しているのは「新型」ではあるものの,何となく心強い。

いずれも,1クォート(946ml)のプラスチックボトル入りの液体で,上部のレバーを引いてスプレーを使うタイプ(trigger spray)。レバーがない詰め替えボトルがある製品も。6-8インチ(約15~20㎝)離してまんべんなく噴射し,しっかり濡らして使います。手の除菌液とは違ってかなり強い薬品だと思われるので,原液には指が触れないように注意。使える素材も少しずつ異なりますが,大体同じようなものです。

 

3本とも,CVS Pharmacy(3月9日)・Kroger(12日)に店舗に出向いて購入。こういう状況下で働いているお店の人を労い,感謝の気持ちを表すことが大事!店頭にない物については,ちょっとしたひと言で,わざわざ倉庫まで探しに行ってくれたり次の入荷日時まで教えてくれたりすることも。話はそれますが,このスモールトークというのがアメリカでは大変重要なので,いつか記事に書きたいと思います。

 

BOGO(Buy One Get One)で2個目は無料や半額という商品ですが,1つしかない場合は1つ買ってレジでRain Check(入荷したらその値段や同じセール条件で買えるクーポン)を出してもらうとよいです。CVSやTargetなどでは聞いてみましょう。

 

1.購入店・価格

P&G(Microban 24 hour multi-purpose cleaner):Kroger・$4.49

Lysol(ライゾール all purpose cleaner):CVS pharmacy・$6.49ですが,2本目が半額なので2本で$9.73。レモン(黄色容器)とマンゴー(赤容器)の香りを一つずつ購入。

Kroger Home sense(Lemon multi-surface anti-bacterial cleaner):大型チェーン食料品スーパーのKroger社が出している自社製品。・$1.99

 

2.どういうウィルス・バクテリアに効くか。

3社に共通しているのは,サルモネラ菌・大腸菌O157・ブドウ状球菌・単純疱疹(ヘルペス)の4種。つけ加えて…

 

P&G:ヒトコロナウィルス・緑膿菌・インフルエンザA・呼吸器合胞体ウィルス

Lysol:鳥インフルエンザ・緑膿菌

Kroger:鳥インフルエンザ・インフルエンザA・クレブシエラ肺炎・化膿レンサ球菌

 

3.スプレー後,拭き取るまでの放置時間

P&G社:1分(Disinfect)・10秒(Sanitize)

Lysol:2分(Disinfect)・10秒(Sanitize)

Kroger:10分(Disinfectのみ)

 

DisinfectとSanitizeの違いについてネット検索してみると,DisinfectはMost(大体)除菌・SanitizeはSome(いくらか)除菌と書いてあるのを見ました。放置時間が長ければ,自然乾燥します。

 

P&GのMicrobanの効き目が24時間持続というのは,「スプレー後5分間放置して自然乾燥すること」ということのようです。

 

4.食べ物を置く所に使えるか。※食器やスプーン類の洗浄には使えません。

P&G:不可

Lysol:Wipe(拭く)ではなくRinse(水で流す)となっています。

Kroger:Rince hard(しっかり洗い流す)

 

濡れタオルで拭き取るというよりも,水スプレーをかけて流すような感じでしょう。水スプレー用(主に植物の種に使う)のプラスチックボトルは1ドルストアの物を使っていますが,上等で何年も使っています。

 

紙1枚の一覧表にまとめてスプレーと一緒に収納しているので,小さい説明書きを読まずに済みます。あれば安心ではなく,正しく使わないとせっかくの除菌効果も期待できませんから!