クラスでアメリカ人に非常に人気があったカードです。飛び出た半径状の部分に満月を配置し…中も工夫して楽しく。

生徒さんの一人は,「セーラムに住んでいる義母に送るわ。ハロウィンでは玄関先に飾ってもらうの」と。セーラム(Salem)とは,マサチューセッツ州のボストン近郊にある魔女狩りで有名な街。ハロウィンにはきっと旅行者も多くにぎわうのでしょうね。かつて訪れたことがありますが,世界史の教科書で学んだレキシントン・コンコードには行く機会がなかったので,マサチューセッツにはもう一度行ってみたいなぁ…。

 

ハロウィンカラーと言えば,まずはカボチャの鮮やかなオレンジが思い浮かびます。そして,紫や黒。いずれも強い色なので全部盛り込むと,目が疲れる作品に。以前も書きましたが,クリスマスの赤×緑も同様ですね。「見飽きない(=疲れない)・飾ってもらえる(=大事にしてもらえる)」作品とはどういうものかについて,クラスでは説明しています。その場の感覚(勢い)で作っても応用が効かず,進歩は見込めません。持っている物を全部使いたいとか隙間なく埋めたい気持ちはよくわかりますが,全体を見て色・パーツを効果的に引き(減らし)ながら作ることが大事。カード1枚ですが,教材として使える要素(学んで他に生かせる)がたくさん詰まっていると思います。