アラビア式の典型的な結婚式については以前にも記事にしたような気がしますが...

先日の結婚披露宴は、出席者数が500名。アメリカ他州だけではなく、ドバイやロンドン、カナダからも親戚が来ていました。

教会での挙式は6時からで定刻通りに始まり、45分ほどで終了。続く披露宴は7時開始となっていましたが、予定通りに始まるわけはなく、実際は夜の9時(しかも木曜日)に開始。当然お腹が空くので、ロビーで前菜が出ます。コールドカット(チーズやフルーツ)の他にもチキンカツやスピニッチパイなども出され、これをまともに頂くとこの後の食事が入らなくなるので要注意。

9時頃になってテーブルにつくとほどなく、アラビアの音楽に乗って新郎新婦が踊りながら入場。大勢の招待客が新郎新婦を取り囲んで歓喜の声を上げて踊ります。これが約30分間も続き、最も盛り上がるところ。

スピーチはなく、食べて踊り、飲んでは踊る。もちろん、両親への花束贈呈や手紙などもなし。ましてや、職場同僚による余興なんてありません(笑)。新郎新婦の動画映像は大きなスクリーン(5つ)で終始流れており、ウェディングケーキもいつの間にかカットされています。とにかく、結婚式は踊って踊って踊りまくるのがメイン。日本人らしさを出して着物で出席なんて...ダンスを放棄している衣装はありえません。

ディナーのメインが運ばれてきたのは夜の10時半頃...デザートは真夜中12時とか。太るはずですな!

先日の結婚式は装飾が大変豪華でした。テーブルごとに生花の活け方もキャンドルグラスの装飾も異なっている。生花も膨大な量で、このテーブルは吊り下げ式のキャンドルでかわいい!
2つ頂いてきた大きな卓上装花。

秋なので、入口はドーナツとカップケーキ、リンゴなどの装飾。ここだけアメリカ風です。

装飾だけで日本だったら400万円はかかっていそうな豪華さ。その代わりといっては何ですが、いつも新郎新婦は挙式と同じ衣装のままです。日本で4回のお色直し(和装2・洋装3)をした方がいましたが、衣装替えで退席時間の方が長かったような...。基本的に引き出物もないため、招待する方もされる方もラクで、大幅なコストカットになります。

会場内は、ダンスのためのバンド演奏で終始大音響...静かになるのは音楽が変わる一瞬しかありませんので、主人は耳栓持参。私は筆談用のペンとメモ用紙を持って行きます。たまにロビーに出て話さねばならないほどで、翌日は浮遊感と耳鳴りが...。

結婚披露宴なのに、普通のパーティーのように招待客は好きな時に来て好きな時に帰ってよい。招待客が半数以下になった深夜1時少し前に、途中で会場を後にしました。

以上...結婚式は毎回このような感じなので、心身共に丈夫で気合がなければ参列は無理。

...これとほぼ同じ披露宴(同じ場所)が2ヶ月後に開かれます。