私が普段使っている糊は,トンボのアクアピット。ペーパークラフトを始めた頃はいろいろな糊を試しましたが,総合的に判断してこの糊がベストだと思っています。アメリカではPitはつかずAquaとして同じ製品(48ml)が売られていますが,生産国は日本ではなくタイ。

 

クラス前には容器内の糊の量を確認し,八分目以上入れておくようにしています。というのは,机に横に置いた糊の出が悪いと使いにくくなるから。数秒待てばいいんですが,このわずかの時間も重なればかなりのストレスに…。瓶やナプキンリング(金属・陶器)に立てるなどいろいろやってみましたが,瓶は深過ぎるしナプキンリングは逆に高さが足りずに倒れてしまう。瓶・金属・陶器は,手に当たったら痛いし落としたら割れたり床が傷んだりもする。そもそも,糊という流動体が,瓶・金属・陶器のような堅い素材にはどうにもなじまないのです。…そこで,たどり着いたのがこれ。

長靴型のホルダー!これは,2年ほど前に歯ブラシ立て売り場で購入し,これまでは本来の目的通り歯ブラシ立てとして使っていました。しかし,細い歯ブラシが倒れやすいとか2本しか収まらないとか何とかで夫に不評。撤去するように再三言われていて,他の使い道はないかと考えていたところ…糊がぴったりはまりました。

糊先はペン状と幅広の2種類がありますが,ペン状側しか使わないので逆さに立てる必要はありません。長靴はプラスチックではなくシリコン製ですから,糊自体だけでなく底も机にぴたっと固定。安定感だけではなく,どろりとした糊とシリコンの素材もマッチし安心感があります。1本でも倒れませんが,2本立てることでさらにバランスもよくなる。奥までねじ込めば,糊本体をひねり取る時にキャップも外れます。使ったらまたねじ込めばいいので,いちいちふたを取り外す必要もありません。高さもちょうどよく,腕を必要以上に上げたり下げたりすることもない。このちょっとした不要な動きもまたストレスになるんですよね…。しっかり固定されているので,糊を補充する時も便利で,よいことずくめ。

 

黄色も,安全色で何か日本の小学一年生を思い出してかわいいなぁ。アメリカによくあるどす黒い紫色や変なヒョウ柄とかでないのがいい。シンプルで無駄がないので,机上のスペースを取ることもありません。

 

ちなみに,何故歯ブラシ立てが長靴型なのかといいますと,このパッケージには”Rain Or Shine”という名前が書かれているから。「晴雨にかかわらず」,つまり「どんなことがあろうとも」という意味のフレーズで,カードのデザインでも”I love you rain or shine”や”Through rain or shine You'll always be mine ”などとバレンタインデーなどでよく使われています。長靴の下に水たまりの画像も載っていて,洗面所で使って水浸しになってもデザインのうちということなんですね。

 

偶然にも,今年になってから糊を立てる卓上スタンドがクラフト店に置かれていました。プラスチック製で,よく使われる筒形の糊が立ててありましたが,使用感はどうなんでしょう。

 

スタンドの黄色と糊の青色もマッチして,見た目も使用感もよい糊スタンドになりました!