一昨日,クリスマスパーティーの招待状が届いた。もうそんな時期かと驚いたが,気づけば10月も半ばが過ぎ,半月後にはクリスマスの飾りつけをするのである…信じられない!

 

さて,日本の小学校に勤務していた頃,毎週2回外国人の英語教師が来校していた。英語については私が担当しており(I was in charge),プライベートでもその男性講師とたまに会うことがあった。彼は日本語検定1級にも合格するほど日本語が堪能。小柄でシャイな彼に対して,日本人の奥さんはかなり大柄でよくしゃべる方であった。

 

私の友人も交えて3人でレストランで昼食を取りながら,彼に相談されたのは…「妻の尻に敷かれている」ということ!まぁ何となくそんな気はしていたからさほど驚きはせず,むしろ驚いたのは「尻に敷かれる」という日本語を知っているという方だったな…。

 

昨日はBoss's Day(ボスの日)だった。贈り物にするギフトカード(商品券)を会計する際にレジ係の人に,「明後日の火曜はボスの日だからね」と話した。会計が終わると,店員さん3人が集まって「ねぇ,知ってた?火曜はボスの日だって」と話し始めたので,もしかしたら店長さんに何か贈るのかもしれない。

 

購入する前にギフトカードは何枚要るか主人に聞いてみたら,「…あんたにも1枚あげないとねぇ」と…(もちろん冗談)!

 

英語で「妻の尻に敷かれる」とか「かかあ天下」という言い方はいろいろある(He's henpecked.)ようだが,うちで使うのは次の2つ。

 

She wears the pants in the family. 「ズボンを履いている」は,「主導権を握っている」という意味。ズボンを着用するのは男性ということからきているらしい。

 

もう1つは,She is in charge. これは,冒頭に書いた「担当する」という意味だが,家での話になると「家庭を仕切っている」ということになる。何かの映画で,Who is in charge?(お宅では誰が仕切っているの?)→My wife.(家内)という会話で使われていて,思わず笑った。

 

易しい単語なのに,場面を変えるとちょっとひねったコミカルな響きになる表現。ここぞという時にタイミングよく使いたい!