フェルトや紙のピザができたら…次は,立体式にしてポップアップ式カードに。

この扇形のポップアップ作品では,これまでにも花束やスイカを紹介してきました。

 

ケチャップの曲線はハサミで適当にカット。

 

ベースの柄紙は,ホットドッグのポップアッ式カードで使ったものと同じものです。

 

小学校の頃,国語の教科書に「ピザパイのうた」という物語が載っていました。田舎の小学生ですから,ピザパイなんてハイカラなもの,食べたこともなければ聞いたことすらない。多分,クラスでは誰も知らなかったのでは…と思います。とにかく形や味など想像するしかなく,もう夢の世界でうっとり…何度も何度も読んだものです。国語の本は楽しく,愛読書でした。ピッツァでもなれけばピザでもなく,ピザのパイですよ!大人になり初めて食べたピザは…それはそれでおいしかったのだけれど,あれ,何か違うぞ…?「パイ」というだけあってアップルパイのような層をなしたバター風味の甘いサクサクしたクラストを想像していたのかもしれません。アメリカでは,ハンバーガーと並ぶジャンクフードの代表格であり,夢の食べ物とはほど遠い。う~ん…。「おいしいのが当たり前」とか「お金を出せば何でも食べられる」という時代になったとも言えるでしょう。手にしたとたん色あせてしまいました。何でも手に入ればいいってもんじゃあない…ピザパイは,想像上の食べ物にしておく方が夢があったような気がします。

 

一方,ミラノに住む義姉に連れて行ってもらった中国人が経営するレストランの薄い生地のピザは本当~においしかった。2日続けて行ったくらいですから!ダウンタウンから電車で20分程の所の義姉の家の近く(昨年まで住んでいた)にありました。旅行ハイで味も数割増しに感じたのかもしれませんが,店内も混んでいたし地元の人のおススメだというだけありました。

 

夢の食べ物は,届かないところに置いておきたいものです。