「カタツムリの郵便受け」,英語では“Snail Mail box”です!デザインしたのは昨年のバレンタイン時ですが,クラフト店では今教えている作品です。

郵送にやたらと時間がかかるアメリカ…うちのポストを見ていた時にふと思いついて,一気に作りました。

Snail(スネイル/カタツムリ)とMail(メイル/郵便)の音に共通するのが,ail(エイル)という音。韻を踏んでいるので,ゴロがいいんですね。

英語を習い始めた頃は,「韻を踏むとリズム感が出る」というのがまるでピンときませんでした。日本式のダジャレでterrible(テリブル/恐ろしい)とtable(テーブル)は音が似ていると思って,ぐらつくテーブルを見て“Terrible table!”と言ってみたものの,ネイティブには当然通じず…まあ発音の問題もあったのでしょうがネ…。

詩や歌詞などはもちろん韻の宝庫ですし,ペーパークラフト関係でも然り。Lawn Fawn(ローン・フォーン)というメーカーには,lawn(芝生)の上に横たわるfawn(小鹿)のイラストがついていますね。

電子メールなど即座に相手に届くメールに対して,切手を貼って投函するメールがSnail Mailです。

ポスト横(旗の反対側)の切手にはカタツムリのスタンプを押して,foreverの文字を入れました。Foreverはもちろん,I love you foreverの意味とForever stamp(フォーエバースタンプ)をかけています。

定型封筒サイズに貼るForever stampは,現在49セント。切手代が値上がりしても生涯この代金で郵送できるというもので,比較的新しいものです。まあこ数年はものすごい頻度で切手代が値上がりしていますからね…ここだけは,Snailのペースでとお願いしたいところですが。

ポストを開けると,裏蓋には“I always love hearing from you”のセンチメント。「あなたからの手紙はいつも楽しみ」で,ポストの中のもの(お菓子等)を出すと手紙がビックリ箱のように飛び出すように作っています。

郵便物を入れている目印の旗(flag)は,ハート型のブラッド(割ピン)で留めています。アメリカでは,自宅のポストに赤いプラスチック製の旗がついています。切手を貼った郵便物を入れておけば,配達員さんが配達時に回収してくれるので,とっても便利!

ポストのふたを留めるところは,マジックテープを使っています。留め口は,うちのポストのようにぐらぐらして甘くなっています(笑)。

ちなみに,マジックテープは和製英語で,英語では商品名のベルクロ(Velcro)と呼ばれています。

特別な道具はあまり使わない作品です。このポストはテンプレートも自作していますので,クラス受講の方には型紙をつけています。

ポストに使用した紙は,Bazzillのadmiral(キャンバス紙)。この紺色は深みがあり,デニム色としても重宝するのでおススメです。

てのひらサイズの小さな作品ですが,アメリカっぽさ満載の楽しい作品です!!