ある日の大型食品店のチラシ一面。どどんと「アボカド(中サイズ) 1パウンド88セント」という広告!

1パウンドは約454gですから,アボカドが5~7個くらい買えるお値段です。これはすごいと早速スーパーに行き,レジで支払いをした後,いつものように店内でレシートチェック。しかし!1個88セントで計算されていたのです。もちろん,サービスカウンターへチラシ片手に直行しました。すると,店員さんは「はっはっはー,これはチラシ作成時のコンピューターの入力ミスだよ!」と言うではありませんか…。つまり,その紙面にある「桃 1パウンド88セント」もその他いろいろもすべて間違っているのです。即,返品しました。

日本ならばありえませんよ…。

まず,このようなミスもないでしょうが…もしミスしたとしたら,売り場に大きく謝罪と訂正価格が書いてあるはずです。それに,レジ打ちの人がお客さんに確認をするなど何らかの配慮があるでしょう。

ちなみにそのレシートには他にもミスがありました。

アメリカでは,本当にレシートミスが多い。セール品がセール価格になっていないことはよくあります。3日連続で返品したこともあるし,ミスの訂正がまたもやミスということも…。

こういうことを避けるには,地道に自分で管理するしかありません。

1.売り場棚の価格をメモしながら商品をカゴに入れる(元々値札が貼っていない物も多く,セール品には割引価格は貼っていないのが多いから。また,小さな文字でBOGO=Buy One Get One,つまり「1つ買えば2つ目は」無料または50%Off等書いてあるので張り紙には注意)

2.レジ打ち中,コンピューター画面をずっと見る(お客さんが大画面を見ることができるところが多い)

3.買い物終了後,店を出る前にレシートチェックをする(ミスを発見後にお店に戻るのは面倒であり,食品など持って行くのが困難なものがある。大きなスイカを抱えて戻ったことがあり,これは疲れた…)

4.一度に大量の物を買わない(レシートチェックが大変だから)

5.店内に価格をチェックする機械がある場合は,それで確認。価格が不確かなものは,レジまたは店員さんに事前に調べてもらう

6.遠くの店では買わない(万が一返品の際に,戻るのが面倒。チェーン店の場合は,どの店でも返品・交換可能なので便利)

アメリカのお店では返品&交換は簡単にできるという利点はありますが,「購入した自分自身が,レジミスに気づかない」のは,自分の責任です。

レジも大量に商品を積んだお客さんで長蛇の列ですし,やはりアメリカでの買い物は時間のある時に行くものなのです。