昨日は深夜から朝にかけてスタジオだった。

久々に新曲を作った。

殺意に満ちたピリピリしたスタジオで、僕らは新曲を作った。

別に仲が悪いわけではない。

僕らは新曲を作る時は、毎回、真剣さを通り越して、殺意に満ちた空気になるのだ。

時に、考えこんで、しーんとした空気がしばらく流れたりする。


おかげで面白い曲ができたよ。

ちょっとばかり、今までの赤毛とは違う感じ。

こんなのも、なかなか面白いなと思った。


毎回、俺が頭抱えて考えた原曲を、スタジオに持っていき、とりあえずイメージをできるだけ伝え、とりあえずバンドで合わせる。

後は、個々の個性が混ざり合い、どんどん化けていく。

もちろん、毎回それが成功するとは限らない。

時には、俺のイメージ通りにならなかったり、個性がぶつかり合うだけになったり、このバンドに合わなかったり。

そんな時は、迷わず、そんな曲を捨てる。

俺が原曲を作った時に描いたものを、バンドで合わせた時に、それが平均点を取るか、それを越えるかしなければ、そんなものは人前ではやれない。

そこに妥協したら、いいものなんて作れない。


そんな殺意に満ちたスタジオで、本当にいいものが出来た時の快感。

そして、それを第3者に聴いてもらい、良き反応をもらえた時の快感。

それがバンドを続ける意味だ。




次の描いてる曲に取り掛かる。

時間は常にない。

だけど、あえて無駄な時間を使う事も忘れないでいよう。





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