どうやったら、ロックがロールするかを考えたところで、曲なんて生まれない。
一日中、部屋に閉じこもって、ギター持ってたところで、曲なんて生まれない。
仮に、それで曲が生まれたとしても、その曲は俺にとって嘘になる。
志摩遼平が言う「まるで人生のような音楽」というものは、使命感のもと作られる音楽なんかじゃ、けしてないと俺は思ってる。
一生懸命に生きてる、たった「今」の、この感情、この行動こそが、歌になれば、それが人生のような音楽だ。
俺は一日中、部屋に閉じこもって曲作りなんてしない。
例えば君のスカートに、一日中、頭つっこんで、パンツの匂いを嗅いでた方が、素敵な曲が出来る事を俺は知ってるから。
全ては頭ん中で動いてる。
全ては頭ん中で遥か先を描いてる。
俺の頭は幸運な事に、そんな風に出来てるのだ。
だから言う。
俺を認めないなら去ればいい。
俺を認めないなら殺せばいい。
好きにしてくれ。
ただ、今の俺には、赤毛のロップイヤーズというバンドを日本一のロックバンドにするという人生の課題があるのだ。
とにかく俺は、ただ純粋に、君のパンツを匂っていたいだけだ。