信じても裏切られても大して変わらない。
気休めの言葉の中の優しさには気付かない。
無邪気なフリの君は僕のそばへやってきては、天気予報と笑い話で心の鍵を開けるよ。

騙されたフリの僕は君の顔色を気にしながら懸命に笑うんだ。なんて無様な姿。
君は恥ずかしげもなく僕を友達と呼ぶんだね。

僕にはまだまだ言えなそうだ。言えない気がする。

熱い話なんか嫌いだろ?笑われるのがオチさ。
曖昧な言葉でごまかして、またいなくなんだろ?
信じても裏切られても僕は大して変わらないよ。
だけどそんなときの君は、なんだか遠くに見える。

もう忘れた頃の涙が僕に手を伸ばしてきたよ。
ゆがんだ世界が、もうひとつ広く見えたんだ。
分かってるさ本当は。こわがってたんだ僕は。
けどこれからは気にせずに笑ったりもできるんだよ。

無邪気なフリの君は、まるで金田みたいだ。

あぁ夜が眠るよ。誰の顔も見えないくらいの真っ暗ッ暗の時だ。
あぁ僕は一人で退屈で死にそうだ。
手探りで何か探し続けてる。