こぉちゃん灯りを消したまま話を続けたらガラスの向こう側で星がひとつ消えたからまわりしながら通りを駆け抜けて砕けるその時は君の名前だけ呼ぶよ広すぎる霊園のそばの このアパートは薄ぐもり暖かい幻を見てた 猫になりたい 君の腕の中寂しい夜が終わるまでここにいたいよ猫になりたい 言葉ははかない消えないようにキズつけてあげるよ 目を閉じて浮かべた密やかな逃げ場所はシチリアの浜辺の絵ハガキとよく似てた砂ぼこりにまみれて歩く 街は季節を嫌ってるつくられた安らぎを捨てて