何年前の事かまでは忘れてしまった。

当時、日本のインディーズは、メロコアと呼ばれるジャンルで、日本人が全歌詞を英語で歌うのが大ブームだった。

そんな中、日本語の歌詞を、感情剥き出しで歌う圧倒的なライブパフォーマンスで、彗星の如く現れたバンドがいた。







ゴーイングステディ。








ハイスタやハスキン、ブラフマンなどの全歌詞英語のバンドばかり聴いていた俺は、衝撃を受けた。



カッコイイ!!!!!!
いや、もはや神だ!!!!!!


そこから、俺の音楽人生は、ゴーイングステディ、一色になっていった。


まだ、熊本にいる時、毎週夜中欠かさず見ていた『ブレイクアウト』というインディーズの番組で、初めて彼らを見て、衝撃を受けた事は、未だに忘れられない。

次の日、お母さんに無理言って、ゴイステのCDを、車で一時間かけて、街の方のCD屋まで買いに行った。

帰ってから、擦りきれる程、聴いた。

セカンドアルバムの『さくらの唄』に関しては、もはや伝説的な一枚だ。

『佳代』って歌に出てくる『純情商店街』に憧れて、東京に行ったら、絶対高円寺に住もうと思った。


そんな、俺の人生を音楽でときめかせたバンド、ゴーイングステディ。







『1月15日』、彼らは、人気絶頂の時に、突然解散した。

だから、1月15日という日は、いつまでたっても忘れられないのだ。