FaOI幕張 2016 感想 その2 (訂正あり) | フィギュアスケーターの幸せを祈る

フィギュアスケーターの幸せを祈る

「新たな一歩だと思っています。不安は何もなくて、ただ前にある道を進んでいくだけだと思っているので、新たな経験をして、元気に前を見て進んでいきたいと思います。」浅田真央

家に帰ってきてもまだ夢心地。
娘たちは、「行って良かった~元気もらえた。」
初アイスショー、家族スケオタ化計画第一歩、大成功!
みんな素晴らしくて言葉では伝えきれないけど、私の覚書のつもりで
2日間観た感想、書きます。

※ネタバレOKな方だけお読みください。












いつものかっこいいFaOI、オープニング曲、
ここで一気に体温上がります。
声出していくよ!
ハビちゃんがセンター。

そしてともちゃんの歌『 I  BELIEVE』でオープニングⅡ
ショート・グループナンバー。
一緒に歌っちゃいました!
ともちゃん、絶好調!
何年か前に、ブランク明けのドキュメンタリー番組をみたことがあって、その時あまり声が出ていなかったので、どうかなと思っていたのですが、すっかり元のともちゃんでした。
感動して、ともちゃんにもファンレター書いちゃった(笑)

ジュニア3人娘は、可愛いな~。
トップをきって青木祐奈ちゃん、私は両日ジャッジの反対側だったのですが、こっちにアピールしてくれる選手はそれだけで特に嬉しいんです。
ジャッジ側と同じ振り付けを満面の笑みでこっちにしてくれて、
きゅ~ん(*゚ー゚*)
もう、可愛い!頑張れ!ですよ。

次はトマシュ、去年のFaOIよりも若返った感じ、曲の感じと振付のせいかなあ。
去年はロマンチックなお兄さんの印象だったのだけど、今年はノリノリな若者、
笑顔いっぱいでこっちに手を差し伸べる。
「今、目あった!私と!」状態。
これは2部も同じで、ぐるぐる何回も来てくれる。
サスペンダーびよ~んと伸ばして遊んで、完全にアイドル。
意外なトマシュを観ました。これはいい!大盛り上がり。
どちらもかわいくてかっこいいトマシュでした。
ともちゃんの手の甲にキスして、ともちゃんが
「好きになってしまいました…。」
私も!
(去年のサラさんもそう言っていた気が…。)

樋口新葉ちゃん、なんと町田さんが封印した『白夜行』ですよ。
雪穂バージョンです。
しっとりしてるんだ、これが。
新しいわかばちゃんを観た!
衣装もすごくきれい。
逆回転スピンしてなかった?
もう一度観たい。
表情も気持ちがこもっていて、娘2の初スタオベを勝ち取りました。
今季からシニア参戦、頑張れ~。

バレリー・イネルシさん。
「シルホイール」というそうですが、大きな輪っかと戯れているうち、いつのまにかすごいことをしちゃう、という…驚きました。
音楽、輪っか、全てが生きているようで、…妖艶な一つの世界を創り出していました。
スタオベしました。スケートじゃないんですが(笑)

クセニヤ・ストルボワ&ヒョードル・クリモフ
特に2部が本当に素敵だった…。
終わった後、1部に何滑ったっけ、ってすぐ思い出せないほど
完全にやられた。
振付も曲も素敵なの。
やっぱりカップル競技は二人で作り出す世界に浸れてうっとりします。
このお二人も、こっち側にもアピールしてくれて…
カップル競技はいつも全方向に意識がいってる印象を受けました。

織田くんのリスト『愛の夢』
これが…
去年のFaOIも私が観た日はこのプログラムで、その時も良かったのだけど…。

今回は福間洸太朗さんとのコラボ。
やっぱり生ピアノって格別なんです。
ピアノの演奏自体が心に訴えかけてくる上に
ぴったりと、福間さんと織田くんの呼吸が合って、
こっちに相乗で迫ってきます。
織田くんが、繊細な旋律を、柔らかく表現していく。
そして、スピードも出るから、ふんわりした袖が美しくはためくの。
娘が「織田くん、こんなのも出来るんだ。そして、速いね。」と感心していました。
そうだよ!織田くんはすごい。
ジャンプ、スピン、スケーティング、身体の連動した動き、曲に合わせた緩急、ため息が出るほど、魅せてくれる。
2部の楽しい『TOP HAT』
織田くんは『TOP HAT』大阪公演オフィシャルサポーターだったんですね。
大阪公演オフィシャルサポーター就任会見
大好きで何度も観た経験が、このプログラムを選ばせたのでしょう。
生き生き躍動する織田くん…織田くんのフィギュアスケートは幸せを届けてくれます。


ジョニー・ウィアーのベートーベンソナタ『月光』も福間さんとのコラボで、第一楽章の静かな湖面に映ったような月の光から、第三楽章の怒涛の激しさまで、違和感のない編曲のピアノでジョニーの身体表現を観せていきます。
真っ白で身体の線が際立つ、肩に小さな羽が付いているようなコスチューム、ただ白いので下着が透けちゃってる…これも計算なのかなあ、特に土曜日は二つの目玉の模様のように見えて、妖しい…のか?(笑)
2部は、ビヨンセメドレーで全身赤の衣装、娘はジョニーが、照明と衣装の色をうまく使って自分を効果的に浮かび上がらせていることに感動したんだって。
とにかく全部自由自在やりたい放題、ジョニーの世界です。

そして、羽生くんのバラード一番、福間さんとのスクリーンでの共演。
これはね!
羽生くんが出ていたら、共演したんだな、と思わせる。
しかも、旧振り付けだったかも、なんて妄想するわけですよ。
私の大好きな、完成することのなかった幻の旧バラ1…(すっかりその気)
今、一番観たいプログラム。
生ピアノ共演、夢のよう…観たかった…本当に残念。

羽生くんのジャンプやスピンで起こる拍手。
これはね、スポーツカフェ等の観客の連帯感と同じ。
いないなあ…と思いながら、静かに拍手をする…。
拍手をしながら、また感じる虚しさ…。
突きつけられる二律背反…。

で、スクリーンは福間さんの頭上にあって見えないのに、
羽生くんのジャンプの入り、降り、ピッと上に上げる手、ピアノ音とどんぴしゃりなわけですよ。
最初から最後まで、全部ピッタリなんです。
福間さんの指が操る魔術のようでした。
羽生くんが実際リンクで滑るより、この方が絶対難しい。
去年、羽生くんは「自由に弾いてください。僕が合わせますんで。」って言ってましたものね。
これは、もう福間さんにスタオベです。
札幌公演が終わったら、福間さんがこの演目にコメントを出すそうなので、楽しみです。

※すみません。読者さんから連絡いただきました。
ピアノの上に小さなモニタが置いてあったそうです。
福間さんは、それを見ながら合わせていたという目撃情報が、複数あったそうです。
教えていただき、ありがとうございます。
助かりました。

不可能なことをやってる…って不思議だったんです~。
そうだよね~いくらなんでも。
魔法使いかと思っちゃった(笑)

と、言うことで、上記の部分は、私の勘違いだと訂正させていただきます。



黒鳥、あっこちゃんの目力がかっこいい。
私は『あっこちゃんで観たかった系プログラム』が観れて大満足。
強くて、苦悩していて、ジャンプもOKで、素晴らしかったです。
娘がイメージするオディールは誘うようなタイプで、あっこちゃんのとは違ったそうですが、「これもいい。」と言ってました。
あっこちゃんの黒鳥は、王子に対するのではなくて、愛する王子と父との間に板挟みになったオディールを思わせます。
父のために心を鬼にして愛を誓わせた王子は、オデットを追って去ってしまう…。
最後の挨拶も黒鳥風。
あっこちゃんの2部はコラボでともちゃんの作詞の曲、笑顔を届けてくれるための作品でした。
この演技を観ていると、笑って生きたいなと思わせられる。

そして、「ロシアからやってきた正統派バレエ『白鳥』です。」とアナウンス。
「絶対違うでしょ。」と娘。
娘よ、君の勘は正しい。
抱腹絶倒の、オレクシイ・ポーリシュク&ウラジミール・ベセディンのパフォーマンス。
何が起こるかわかっていても、毎回声を上げてしまう。
スタオベしました。
2部も歌詞がわかればさらに面白いんだろうな。(お二人、歌っていました。)
笑わせてくれてありがとう。

荒川静香さんの『アベ・マリア』
完全に美に浸れます。
安心して夢の世界へ。
コスチュームのキラキラ、髪飾りのキラキラ、滑る姿も全部、美しい。
娘1は、この時初めて天井のキラキラに気が付き、照明を含め会場全体を包むような美の効果に陶然としたそうです。
2部でともちゃんの新曲とコラボ。
やはり荒川さんの安定の女神感。
イナバウアー、どこまで行くのと思うくらいの美スパイラル…。
本当に「きれいなものを観た。」
手を合わせて拝みたくなります。

お気づきでしょうが、私はほとんどスタオベでした。
なんか、出演者の方に、お礼言いたくなっちゃうんですよね…。


長くなったのでいったん切ります。
お付き合いありがとうございました。
続きは後程。

お茶をどうぞ…。