一年前まで羽生くんのこと、「一生、かなわないなって思っている先輩」って言ってたのに スポニチアネックス 2015年3月9日 、
ニュースZEROでのしょーま君の言葉が感慨深かった。
「やっと対比される場所まで来たんだって、今思います。
まあ、4回転フリップ跳べる前から、来シーズンは絶対同じ土俵で戦える選手になるって思って、
言葉の使い方が良くないかもしれませんけど、いつか崩したいなというのはありますけど。」
一年前、アスリートに謙遜は命取りだよと思っていたけど、
シニアに上がったらしょーま君は、立派に意識改革してインタビューも大人になっていた。
落ち着いて、しっかり目標を持って、
着実に一歩一歩、階段を上がってきた。
ついに宣言したんだね。明るい顔で、明るい言葉で。
一年で、ここまで上ってきた。
羽生くんも、18歳の時、先輩方に宣戦布告した。書き起こします。
(ソチオリンピックプレシーズン)
羽生結弦 2012全日本前 所信表明 投稿者 yusu01207
羽生「ソチオリンピックに向けての階段のラスト3段目くらいですかね。そこで失敗してずるっと落ちちゃうと、最後まで落ちちゃうんで。」
こづ「グランプリで勝つよりも、全日本で3番以内に入る方が難しいんじゃないかって僕は思うんで。」
大ちゃん「まあでも選手としてはかなり厳しい大会だな、厳しい状況だなと思ってるんで、まあ優雅にしてられないなっていうふうには思っています。」
まっちー「運命が決まる大会そのもの、だからこそ、のびのび思いっきり滑れたらなと思います。」
むらくん「まあ少なからず近づいたかなっていう気はすごくしてますので、全日本に向けてしっかりやらなきゃいけないなっていう気持ちでいっぱいです。」
おだくん「修羅場ですね。戦って勝つしかないので。そのためだけの舞台なので全日本は。」
パトちゃん「全日本に出場するんじゃなくて本当に良かった。」(笑)
18歳の羽生くんの所信表明
「今年のクリスマスは本当に大変なことになると思います。
結局誰かは行けない、そういうような本当に熾烈な戦いになると思うので、しっかりと気持ちをしめて、先輩方に突っ込んでいきたいな、と思います。」
「自信のほどは?」
「あります!自信はあります。」
「ありがとうございました。」
「(一礼しながら)ありがとうございます。(ぴょんと立って)はいっ。」
「はい、じゃマイク出して。」
「ちょっと、かっこいいこと言った。」
「いやいや素敵でした。とりあえず今あれですね、ほんとにもう、簡単には負けてやらねーぞ、と。」
「負けないっすよ。(マイク返しながら) 負けないっすよ!!先輩!」
このインタビュー大好きだった。
遠慮しないでぶつかってくる後輩に、先輩方は、怖いながらも刺激を受けて燃えたと思う。
今、あの時の羽生くんにしょーま君が重なる。
こうやって日本男子の、厚い層が継承される。
繰り返される、強くて熱いアスリートの世界。
ようこそ、SP100点越えの世界へ
そして総合300点越えのクラスへ、もうすぐだね待ってるよ、としょーま君に言いたい。