いつも閲覧頂きありがとうございます。

※新型コロナウイルスについてのお話になりますが、私的意見であることをご理解いただき、閲覧してくださいますようお願い申し上げます※




毎日がコロナの情報が出てくる中で、私個人がどうしても納得いかない記事の分類があります。

著者を中傷するつもりはありませんが、不正確な情報で結論付けるのは、デマにも等しいのではないかと考えるのです。

LINEニュースに載っていた記事で、私個人がどうにも肯けないという、価値観の話ですのでご了承下さい。

以下が簡略すると記事に書かれていた内容です。


若者の将来の為に自粛ではなくコロナに免疫をつけてとにかくカネ、

教育勉学、

基礎疾患などがある方がほとんどで、若者は比較的コロナにかかりにくいという事らしいって言う結果が出ている、

インフルエンザに等しい、

インフルエンザで亡くなる、事故などで亡くなる死亡者の方が多く、事故がなくならないようにコロナも同じである、

コロナ疲れで亡くなられた方より自殺者の方が多い、

政府がとりあえず命を大切にしろというから自粛に従っているが経済を殺して命を大切にしても意味がない、

命には終わりが必ずあるから自粛に意味がない、

若者の未来がないから自粛は短絡的で若者を守る事にならない

など、ライターが書いたとは思えない稚拙な記事に憤りすら覚えてしまう。
文面から見ても、ライティング業界ではあり得ない様な、子供じみた表現の文面でした。

フリーランスの方のようですが、このような記事が掲載される事は遺憾でなりません。
メディアやライターの記事の80%はジョークだと個人的には思っていますが、これはあまりに酷い。


本当に若者の未来を尊ぶのなら、このような記事など書けません。



まず、基礎疾患や生活習慣病等の持病、及び高齢者でなくても、若者、20代、10代だろうと等しく新型コロナウイルスに感染します。

例えば、糖尿病などはサイレントキラーと言われる程、正式に糖尿病と診断されていない場合が多くあり、若者であっても、食生活などで血糖スパイクなどを起こしているケースが多々あります。

当然ながら、そのぶん重症化しやすい傾向です。


新型コロナウイルスにおいて、軽症と聞くとインフルエンザくらいかと思われがちですが、インフルエンザにかかった方がよほどマシというほど、精神的にも肉体的にも追い詰められる辛過ぎる闘病になる事を、あまり皆さん知らないようです。

入院と言っても、アビガンや酸素、最終的にエクモがあっても、治療という術はありません。
病状に応じて解熱剤や鎮痛剤はありますが、個人が持つ免疫力がコロナウイルスに打ち勝つしか方法がありません。

入院中は当然ながら面会謝絶であり、孤独と症状の辛さを独りで負わなくてはなりません。スマホで連絡したくても、それさえ辛い症状に見舞われる事も少なくない。

新型コロナウイルスに、ワクチンや特効薬が現在では無いという事は、インフルエンザの様にはいかず、軽症から急激に悪化する事があるのも新型コロナウイルスの特徴です。

新型コロナウイルスが蔓延し始めた当初から、肺細胞への急激で急速な悪化は今も変わりなくあるので、だからこそ、軽症でも油断ならないから病状観察も必須なのです。

感染者を管理するというイメージが強いのが一般的かもしれませんが、勿論管理も含まれますが、一番は急激な悪化により手遅れにならない為である事です。



話は納得出来ない記事に戻りますが、

如何にも、若者は新型コロナウイルスを克服しやすい、という印象を強く与えかねない文面に、危機感を揺るがすどころか、
現在多くの若者が新型コロナウイルスに感染していて、中には重症化している方がいるうえに、

非常に厳しい状況の中、恐怖や悲しみ、辛さ、堪え難い最前線で、新型コロナウイルス感染者の治療にあたる多くの医療従事者の方々の苦労さえ、蔑ろにしかねない、以下の

『若者は比較的コロナウイルスにかからない、コロナの免疫をつけてでも経済を回さなければならない』

というのは、全く根拠のない、そして新型コロナウイルスに危機感が低い方にとって一番最悪な誘導にも値する事を、平気でライティングするこの著者が書く記事が、私には到底理解出来ません。


確かに、著者の言うように、経済が死を迎えれば破産、そして今、自粛という中で生活費などの困難から、のちに自殺者が多くなってしまう実状も解ります。

新型コロナウイルスが蔓延するよりも前から、わが国は自殺者が最も多い国ですが、自殺者の死者数と、新型コロナウイルスで亡くなられた死者数を比例して、上下価値をつけ、どちらが多いかなど、不躾にも程があるのではないでしょうか。


やむなく自殺された方と、遺された遺族の方々の癒えることのない悲しみと苦しみがあり、

新型コロナウイルスに感染し、無念の死を迎え、御別れの時間もなく遺された遺族の方々の悔しさや悲しみがあり、

どちらも等しく死の形であれど、数などではなく、どちらがより大変か、悲しいか、苦しいかなどでもなく、

この記事の著者の配慮に疑問を抱かずにはいられません。

命には等しく終わりがあるのは正しいですが、命の価値をこの著者には語って欲しくない程です。
命という尊いものを、理解に及ばない人間が命の価値など分かるはずがないと、私は思います。


新型コロナウイルスで世界的経済崩壊が起きている中で、日本という借金大国が、今後どのように経済的理由からの自殺を食い止められるかという、疑問を訴えたい事は充分な程、自粛中の皆さんが理解しておられる事です。

しかし、収束さえ検討がつかずにいる現状で、経済の為に命を投げ出して働き、更に医療機関を崩壊させて死者を増やして、それが若者のために残す未来だというのでしょうか?
本末転倒という言葉をご存知のはずです。

現状を打破できず、今後新型インフルエンザなどと同様に、共生していかねばらならなくなるのか、それとも根絶出来るウイルスであるのか、

それさえ分からない、解決しない中で著者が若者に見せたい未来とはなんなのでしょう。



新型コロナウイルスは、わが国、日本だけではなく、世界で猛威をふるう今はまだ未知のウイルスであり、世界的経済、世界的混沌、世界的パニックをもたらし、世界中であまりに多くの方が亡くなられ、遺体の埋葬も間に合わない、

歴史上類をみないと言っても過言ではない未知のウイルスとの、戦争の真っ只中です。


医療が発達していない国や、政治が正しく機能しない国、わが国においても収束から終息は程遠いものとなり、猛威をふるい続けています。

国のリーダーには英断を求められますが、この様な未曾有のウイルスによるパンデミックにおいて、確実かつ迅速かつ誤りのない判断は、非常に難しく、各国のリーダーもまた、模索しながら、そして非難を浴びながら、
国民が混乱しているのと同様に、各国、各リーダーも同じ混乱の道を歩んでいる事は間違いなくあります。

決して日本政府に対する擁護や、くだらない右や左などというものでもない、客観的な意見に過ぎません。


そして、新型コロナウイルスがもたらすのは、ウイルスの蔓延だけでなく、人々を混沌に陥れるからこそ、緊急事態であり、各国が混乱の中、模索しながら、そして堪え忍びながら、

「平穏な日常」
「いつも通りの普通の日々」

を取り戻す為に、批判や非難されながらも、人々が憤り、様々な人による困難をも超えるために、全世界の全ての人々が戦っている。


新型コロナウイルスと共生しなければならないのか、それさえ分からないのに、

コロナ免疫をつけて

とは、根拠のない記事も甚だしい。


休校中の勉学については、また今回の不愉快な記事についてのブログとは別にして、ブログに書きます。


収束のみえない中、毎日情報や記事が飛び交いますが、この様な記事でさらに混乱を招く恐れがあるわけで、

ライティング業のフリーランス方々にはもう少しお考えになって記事を書いて欲しいと、切に思います。

新型コロナウイルスは、いまだ、収束も、終息を迎えてはおらず、日本も感染の蔓延の真っ只中にありながら、医療従事者の方々の命懸けの懸命な看護、
そして感染なされたご本人の免疫力で、無事に退院された方々がいて、死者を大幅に現状抑えている事が出来ています。

都道府県それぞれで、様々な工夫によって、今現在は本当に崖っぷちのギリギリを保っていますが、私達一人ひとりが自分と、他者の命を大切に思わなければ、もう崩壊はま逃れぬ事になります。


私達は偉人伝には載らない一般人ですが、

このパンデミックを生きる歴史の証人です。
未来を尊ぶとは、若い世代に我々が残せる事は、未来を繋ぐ為に、ずっと先の私達が死んだ後にも後世が生きる為に、多くの生き延びる為の知恵を遺す事だと私は思います。

明るい未来を出来る事なら見せたいけれど、地球や世界情勢、ウイルスパンデミックなど、私達が新型コロナウイルスに予測が付かなかった様に、未来でも様々な困難がある事でしょう。

だからこそ、知恵やデータなどを遺す事で、未来の子たちが生きる術を見つけられる。

私達も、過去の歴史から知恵を得て、今という歴史を生きています。


いつか、新型コロナウイルスが終息を迎えた時、世界的経済はどのようになっているかはわかりません。
そこから、私達は酷く困難な道を歩む事になるかもしれません。命というものを投げ出さねばならない事もあるかもしれません。
それでも、私達は生きている限り、困難を乗り越えていく人間という生き物でもある。

だからこそ、今、私達は収束が早く訪れる様に、堪え忍び、自粛、そして、感染しない、拡大させない、それが第一目標であり、

著者の様な短絡的な記事にはやはり、私はどうやっても理解したくはありません。

ライティングは私もやっていたので、同業者としては有り得ないと、軽蔑すらしてしまう。

様々なニュースや記事、情報が毎日行き交いますが、どうか今は、しっかりと、冷静に、情報の判断をして欲しいと思います。

長々とご拝読いただき、ありがとうございました。


※5/5追記となりました事を、改めてお詫び申し上げます。再度、ご拝読頂きました方々、本当にありがとうございます※