手術・その後

みなさまこんばんは。第二の犬生を歩み始めたここあです。

おれのなくなってしまったブツのあとを見てかあちゃんは泣いている。

赤く腫れているらしい。


おれはもう痛みもなく元気いっぱいだ。
ゴハンもうまいし散歩に行く気も満々なのだが、かあちゃんは「ほら、傷にばい菌が入ったらマズイから～。」といって、何かと理由をつけては散歩から逃げている。かあちゃんが本当に犬好きなのかどうか、あやしいと疑うのはこんな時だ。

それはともかく、今日は通院の日であった。

おれは診察台にあがって看護婦さんにたっちをさせられた。

女の先生と看護師さんとかあちゃんの３人が、おれの下半身にかがみこんで何かを話し合っている。かあちゃんは立派なオバサンだが、妙齢の先生と看護師さんの熱い視線をうけて、おれはちょっぴり照れてしまった。

そういや長いことおフロ入ってなかったな・・・


と、突然おれの大事な部分でピリッと激痛が走った。
おれは悲鳴をあげた。
おれの体に何が起こっているのだ！？
しかしおれのパニックをよそにみんなは爆笑している。

なんでも絆創膏とやらに毛がまきこまれてしまっているようだった。

おれの局部の毛を十何本か巻き添えにして、絆創膏はさよならしていった。

もう通院はしたくない。



「え、でもまた行かなきゃいけないんだよ。」





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