嫌いなもの

ここあが今まで過ごしてきた中で一番嫌いなものといえば、それはやはりとうちゃんです。

去年我が家にここあがやって来てからというもの、懐いたことは一度たりともありません。
かあちゃんが呼べばもちろん笑顔でやってきますし、ここあが自分より下位だと思っている様子の子供ですら、オヤツでつれば愛想を振りまいてまとわりつきます。
が、とうちゃんにだけはいつまでたっても近寄ることはありません。
触られようものなら尻尾は下がり、体はかちんこちんに緊張して石のようにじっとします。
（この状態は便利なので、爪切りや無駄毛カットの時はとうちゃんに隣に来てもらいます）
姿は見えていなくても声だけでびっくりするらしく、「ここあ！」ととうちゃんが叫べば、疾風のごとくかあちゃんの後ろに隠れにきたりするのです。
とうちゃんは決してここあが嫌いなのではなく、むしろももよりここあをかわいがっているんです。
でも中年のおじさんが小型犬と遊ぼうと、オヤツを片手に訓練のコマンドを何度も叫んでは一切無視されている図というのは、ちょっと、いえかなり哀れです・・・

※近寄る手を見ないフリしています。


※目を合わせたくないとうちゃんを嫌々見ているために、上目遣いになっています。


※ナデナデされて普通は喜ぶはずですが、恐怖のあまり尻尾はすでにお腹に収納されてしまいました。


※ナデナデを早くやめて欲しくて、足を上げてお腹を出す行動へ。


※お腹を見せても長引くナデナデに、視線を外して恐怖の時が過ぎるのを待っています。



頑張れここあ！





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