1997年のこと。。 | 株式会社ココア堂、社長日記

1997年のこと。。

多分、そうだった。

いろんなものを手に入れて
もっと、大きなものを失ったようなうっすらそんな年。
今考えるとね!


手に入れたものの儚さと
失ったものの大きさと。
そのことに気付くには思いのほか、時間がかかるからね。

まぁまぁ。。
何度か書いたことのある出来事。

それは、私が生まれて初めて
お芝居の演出をさせていただいた年。

徳島のアマチュア劇団11劇団合同公演の演出を仰せつかり、
身の程わきまえず、
ほぼ一年間に渡り、
没頭しました。

もちろん、仕事しながらね。
だって、役者さんたちも
みんな昼間はそれぞれ働いてますから、当然です。

つまり、稽古は夜から朝にかけて。

記憶の中では、
3ヶ月くらい、
満足にベッドで寝たことなかった。

そんな日々を思えば、今は楽してる。

若かったこともあるけどね。

そんな厳しい時間を共有した面々のことは
生涯忘れない。

そんな当時の仲間の公演を
今夜拝見しました。

私はそれっきりだけど、
彼らはずっと休まず毎年
公演してる。

偉いし、素晴らしい。

そして、常に進化してる。

好きじゃないとできないし、
好きだけでもできない。

だって、それが生業ではないのだもの。

今日の
テアータ80の公演は、とても良かった。
面白かったし、
良くで来てた。
徳島美少女図鑑のモデルさんも
初舞台で出演させていただいてたし。

みんなが時間とお金をやりくりしながら
一つの舞台を作り上げる。

そして、その時間を共有してくれた仲間や
観客に、ハッピーな気分や刺激や笑いを届ける。

表現することは、
そのお土産がどんなクオリティかがとても大事。
さらに、続けることがもっと大事。

なんて、改めて感じさせてくれた土砂降りの夜。

1997年、
あの経験は二度とできないかも知れないけど、

あの時感じたアレコレや
仲間の温かさは
ほんまに今も財産やと思うてる。

懐かしい。

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