2005.1.17の青空 | 株式会社ココア堂、社長日記

2005.1.17の青空

de66c09e.jpg人の記憶は緩やかに薄れ、だからこそ救われることもあり、ふと蘇ったときの切なさといったら例えようがない。10年前のあの日、まだ眠りの底にいた時刻。大きな音がしたように揺れて、今まで体験したことがない恐怖を味わった。ベッドの中で大切な人を抱きしめて、お布団を被って、「大丈夫、大丈夫」と繰り返していた。以来、自分の意志とは関係なくすべてがゼロになる危機感を、あくまで楽観的に持つようになった。(立川)