私の息子は今5ヶ月、生まれた時の身長は2倍、体重は3倍以上になりました。
生まれたあたりは小さめで、母に「とちっと重い」などと言われていた息子ですが、いまは「どっしり重い」になってきて、お風呂に入れるのも「よいしょっ」と掛け声つきです。

それにしても、こんな赤ちゃんのときから身長にこだわっている人なんて他にはいないと思います。
検診のとき、母子手帳に載っている平均値より大きいと「よしっ。いい感じ♪」と思います。

まわりからは、赤ちゃんの時から身長を気にするなんていくらなんでも早過ぎると言われることもあるのですが、それには理由があるんです。

うちでは、パパも私も全然背が大きくありません。
そして、私の実家の家族も小柄なひとが多いです。
パパの家族もそんな感じです。
私は150代なのでまあよくいるタイプだと思うのですが、パパは男性にしてはかな~り小さいです。

今は忙しいし家庭も持ったからか、そんなに考えなくなったけれど、若い頃は本当に悩んで悩んで、俺の青春は暗かったよ・・・と冗談交じりに言っていました。
社会人になったぐらいになると、もう伸びる要素もないし、おおっぴらにからかうような人もいないから、楽になったと言っていました。
だからこそ、子どもにこんな思いをさせたくないと。
子どもの身長を気にするのは、夫が子どもが背が伸びることを願っていることの現れなのです。

私もそれなりに身長が低めの人と接する機会があったのですが、そういう人で身長のことを気にしてない人はひとりもいなかった。
身長ってどうしても、一番目につくところですしね。
三高、なんて言われた時代はとっくに過ぎましたが、やっぱり世の中の女性にとって、男性の身長って大事なんだろうな、と思います。
私はそんなにこだわるタイプではなかったので、だんなさまと普通に結婚しましたが・・・

学生の時はみんなそこまで深刻じゃないから「チビ」なんてからかえますが、よく考えて見れば「チビ」ってなかなか破壊力のある言葉ですよね。おそろしい。

今の時代、かなりカジュアルになりヒールを履いている女の子よりも身長の低い男の子のカップルも増えた。
だから昔ほどにつらい思いはしないと思います。
でも、大人になる前に一つでも理不尽な悲しみを覚えるような要素は取り除いてあげないと。と思うのです。

外見のコンプレックスというのは、他人からみれば「そんな些細なこと気にするなんて」ということでも本人は死ぬほど悩んでいたりします。
私もけっこう悩む方だから、わかるんですよね。
まあ、まったく気にしない人もいるでしょうが・・・

それに、なにより怖いのが身長なんかを気にするあまり、貴重な青春時代をそればっかり気にして悩んでしまうこと。
今ネットの掲示板なんか見ていても、身長が伸びなくて悩んでいる人が集まるスレッドというのがあり、みんな情報交換しています。

中学校から高校、一番勉強や、部活や異性とのつきあいや・・・そういうことをみんなが一生懸命やっているときに、一人身長で悩むということは、すごく孤独なものなんじゃないかと思うのです。
悩み事は少ないほうがいい、どうしようもないものならなおさら。

そんなことを考えて考えて、妊娠中もよ~く考える機会があり、そして風本先生の本を読んで決心したのです。
よし、身長に関してはあとから後悔しないように、私に出来ることはしよう。小さい頃から気をつけてあげよう、と。

今日はなんだか深刻な話になってしまいましたが、私は赤ちゃんの身長にこういう思い入れがあるんです。

それに、こうやって子どもの身長の記録をとっていれば、もしかしてモニターとして世の中の役にたつかもしれないし・・・なんてね。(^^;)