◆2022年7月◆
「家庭菜園のきゅうりに花が咲きました
食べれる日がいつ来るのかなぁ…」
まず、潰れている胸椎3番をプレート2枚で固定と痛みの原因の肋間神経を挟んでいる骨の除去手術を行い、早い時期に多発性骨髄腫の治療を開始する事になった。
「この間、何と言っても胸椎骨折で挟み込んでいる肋間神経による激痛で横になれないため椅子で睡眠をとるも苦痛で…」
この状況が約1ヶ月続く
そして、胸椎手術の日程が決定『7月13日、三番目の手術で13時30分開始予定。』
◆7月12日入院◆
コロナ禍で検査等により病室へ入るのは午後。
また、面会人は病棟に入れなく本人も病棟から出ることが出来ないため、予め必要な物を余分に買う。
事前に手術台の個人別セッティング等を実施のために手術室へ、30分位で終了。
「手術は何度か経験しているので意外と不安なくよく眠れそう。でも、整形外科手術は初めてなので…」
◆7月13日15時◆
午前中にシャワーを浴びて全身清潔にする。
予定より遅れて、15時頃に手術室へ移動。
この頃には全身麻酔で記憶なし。
目を覚めたのは、部屋のベッドで食事のため起こされた時で、19時頃。
「ちなみに最近の病院食は品数や量も多く、味も美味しいですよ
」
術後の痛みもなく順調に回復、リハビリの効果もあってニ週間の入院で退院。
「骨がもろいためプレート固定箇所が頚椎に近く、固定ボルトも多いため若干姿勢が猫背ぎみで上を見ることが出来ない…
骨病変で腰椎も二箇所薄くなり溶けているため痛みで歩行困難、かなりつらい…
」
オーダーコルセットを装着し、杖歩行を開始する。
「歩行はまずまず…前傾姿勢や横になると腰痛、
上半身を起こしてないと苦痛で日常生活に結構支障をきたし、車椅子と杖に頼る生活が続く。」
◆7月下旬◆
血液内科にて多発性骨髄腫の治療開始。
【寛解導入法(移植適応)】
『BLD療法(ボルテゾミブ・レナリドミド・デキサメタゾン)』
4コース実施
(1クール:3週間投薬1週間休薬)
◆2022年8月2日◆
骨病変痛による治療や日常生活支障のため内科病棟に入院。
寛解導入法を行いながら、リハビリや痛み止め服用(カロナール)により、一時的に痛みを取り除き歩行訓練を実施。
「トイレとシャワーは、さすがにつらい…看護師さんの補助がありがたい
」
◆入院1週間経過の頃◆
お腹全体に赤く腫れ上がって湿疹が出る(痒みは少い)。
薬の副作用と思われる。
皮膚科より軟膏と服薬を処方される。
結局、退院までの1ヶ月間続き完治。
◆2022年8月30日◆
車椅子と杖は必要ですが、若干痛みも和らぎ短い距離なら自立歩行も可能になり退院。
「この状況が、この先今日まで続くとは全く予想もしていなかった…
」
◆2022年9月◆
入院中にケースワーカーさんより『介護認定申請』等についてお世話いただきました。申請1ヶ月後に認定され、自宅の廊下やお風呂、トイレに手すりやシャワーチェア等を設置できたのでたいへん助かっています費用も1割負担でした
◆2022年10月◆
寛解導入法も第2クールに入り順調に進んだ頃、胸に赤い湿疹と痒みがひどい状況となる。
軟膏を処方して頂き1ヶ月後に完治。
◆2022年11月◆
突然胸の痛み(肋骨の中央付近)で緊急診察。
結果、肋骨一箇所を骨折。
「おそらく2日前に少し重いものを移動した際に、胸の付近が ”ゴリッ“ と感じたのが要因。まさかこんなに痛くなるとは…
いとも簡単に骨折するので今後も要注意。」
寛解導入法の効果も非常に順調で良い成績とのこと。
「第4クールも終わりに近づき、いよいよ自家細胞採取のために入院準備と心の準備をしないと…」