今日は朝から雨だったねー
振ったりやんだりで
こんな日に限って ボランティアさん無かったので
キラキラ号 大活躍
病院着いて 本日のリミット50分
母親さんは いつものように 今日の報告を始める
最終日のリニアックに 放射線科の女医先生に会って話した事
やっぱり 食欲無く 微熱もある事
回診時 吐き気止めを もらおうと思ったけど 良く考えたら 飲むほどじゃなかった(母親さん見解)から
言いそびれたこと などなど
そしたらね カーテン越しに バー様の愚痴が 聞こえ始めたの
『ホント 甲高い声 テレビが聞こえやしない(4人部屋のためイヤホン着用中)』
『甲高い声』 『甲高い声』。。。『どこから聞こえてくるんだろーねー』 『聞こえやしない』
ずーと言ってたよ
母親さんは シカトしつつ 50分に今日の報告を詰め込む
ワシは 相づちで 身の回りを整えてる
でも ずーっと止まないんだよ
皆さん ワシでお分かりの通り うちら親子 確かに声 高いんです(頭の中で聞いてる自分の声は低いんだけど)
内緒話なんて 出来ない声帯の持ち主らしい母娘
母親さんは かなりのお年を召してるはずなのに ワシだか 母親さんだか 電話じゃ分からんと
言われるような事もあったほど
そして いつまでも続く バー様の呪文に
母親さんが 切れた
まー 切れたと言っても 怒鳴り散らすわけではなく(キャラ違い)
『うちのことですか? どれくらいの声で話したら 邪魔じゃないですか??』
カーテン開けて 問いだした
反対側で 作業中のワシは 『もーいいよ ほっときな』って 軽くあしらってたんだけど
バー様は 『高い声が聞こえてきて (方耳イアホンで)テレビ見てるけど 全く聞こえないのよ!』
の 一点張り 全く会話になってない
母親さんも 『だからどれくらいの声で話したらいいんですか??』とか ヒートアップしてくるし
些細なストレスが 病状を脅かす状態である 今の母親さん
そんなに 興奮したら いけないのに
ほっといて欲しい 怒らせないで とか いろいろ思ってたら だんだん 腹が立ってきた
年寄りの わがまま ってか プチ痴呆状態の バー様に向かって
『相部屋なんですけど?』 と言ってしまった
それでも繰り返す 『甲高い声』 『テレビが聞こえない』の発言に
『でも まだ生きれるんだから いージャンか!』
言ったとたん、 涙が止まらなくなった
実際 うらやましいもん 治療の為の入院
治す為に頑張って 元気になって出て行こうとしてるくせに(普通の流れ)
ワシの 発言と同時期ぐらいに 看護師さんやら 当直先生やらが 騒ぎを聞きつけやってきた
まぁ 隣のバー様には みんな手を焼いてるから バー様を たしなめてた
実際 面会終了時間は 21時であること 消灯時間は10時であること
相部屋で みんなで居る事
困る事があるなら 直接でなく 看護師に言ってください!!
あまりに話しにならないので、看護師さんも切れ気味で、たしなめる
そんな会話にならない会話が聞こえつつ ワシは 声を殺して(実際殺せてない)
涙スイッチオン状態
くやしいやら 悲しいやらが入り混じり
本来なら 今夜退院してくれと 言われてたのに
ワシの独断で 月曜日を希望し 通った今
そんな後悔の想いやら 聞こえてくる会話やらで しゃがみこんで泣きじゃくってた
ふと気が着けば ベットに座ってる母親さんの 膝に顔をうずめてた
頭をなでられて 『大丈夫 大丈夫』って
いい大人のワシは いつの間にか しゃくりあげてた
平行して バー様は ベット事 個室に運ばれていってた
そんなプチ痴呆だから 強制退去後も 看護師さんが、身の回り品取りに来て
『これは 持ってか無いと また騒ぐから』 とか 『とりあえずこれはいいか』とか
聞こえてくる
何度か我が家のベットを覗いて 心配されたり
母親さん 平謝り
ワシも 『いい年して こんな事になってしまい お恥ずかしい限りです 』
『お騒がせして すみません』 って 言えてたカナ?
なにせ しゃくっちゃってたんで
止まんないんだよ
あー ちなみに 母親さんは 泣いてない
ワシをいたわって 自分は 『ワシが来てくれて 興奮して 逆に元気になっちゃった』 と
『仕事で疲れてるのに 雨の中 キラキラ号で 来てくれたのに 悲しい想いさせてごめんね』 と
『迷惑ばっかりかけてるねー』 と 『いい娘を持ったねーって言われる』 と
たくさんの言葉で ワシをなだめてくれた
しゃくり上げは 落ち着いたけど
やらなきゃな事を こなしながらも 勝手に涙が 止まらないしー
今日は しらふなのに やっかいだ
とりあえずのセッティングが終わったら もー9時だった
ベットごと運ばれた お隣のスペースは あまりにもガランとしていて
でも 今日は ゆっくり眠れたらいいなって気持ちのほうが 大きい
母親さんが エレベーターホールまで 送ってくれた
ホールまで来たけど 傘を病室に忘れた事に気づき
持ってた荷物全部床に置いて 母親さんには 『ここで見張ってて!』って 戻ったら
しゃがみこんで 荷物を凝視して 見張ってたしー
ウケ狙いなのか 本気なのか どっちにしてもおもしろいし(笑)
名残惜しかったけど また明日って 病院を後にしました
その後もまー ふと気を抜くと 涙がポロポロ
これって 漫画やドラマ世界の かわいい表現だと ばーちゃん居なくなるまで思ってたけど
違うのねー! 普通にしてても 勝手に出てきてる時あるの
泣いてるつもりなんか 全然無いのに 勝手に
どんだけ お気楽に 本当に悲しいの知らないで 過ごして来れたんだか
実感したよ(ばーちゃんの時ね)
これは 完全に即帰りビールでしょー(いつも通り)
って事で 帰り道のいなげやに寄った
元気なレジおばさんに当たったらしい
(ワシが泣いてたから?)
『失礼だけど 身分証見せてもらっていいかしら?』 何ですと?!
あーここからの話しは 気分悪くさせてすまねー
独り言と思って!!
『35歳なんですけど???』 『エー ホントニー ミエナーイ!!』
見た目はバリバリ日本人だけど ピーナだったのかも?
とりあえず 『静かに!!』 とたしなめてー
『マダムこそ歳を感じさせない そのハツラツさ(この会話が昭和だよねww)』
『私のとりえは 元気だけだから』 と 月並みな会話をし
いなげやを後にした
晴れ晴れと 元気な気持ちでね!
きっと今頃 母親さんも ゆったり寝てると思うー!
母親さんご帰宅まで あと 4日
早く母親さんに 会いたいよ
しかし 周りのベットの方々は おもしろかったに違いない
結果 強制退去させられて みんな静かな夜を過ごせた事間違いない!