今日は新学期初日。
そして新学期早々、
チャーちゃんが
『ママ、大切な話があるょ』
とチアの練習ウェアも脱がないままに家に帰ってきてこう言った。
『うん^ ^ なあに?』
と私は笑顔で答えた。
だっていつもプライベートな話はお互い何でも話しているから
大切な話といったら学校の話しかない。
アメリカの学校はみんなそうなのかな?
チャーちゃんの学校は
毎週、学校のサイトの個人アカウントに各教科の成績が送られてくる。
チャーちゃん自身と
私のメールアドレスにも成績がつけられる度にメールお知らせがくる。
毎週金曜日はグレードアップ(成績発表)の日。
今週のテストやレポートはきちんと評価されて、回数は決められているが
悪い成績のテストは追試をうけられる。
先生によっては毎週ではないが
必ずグレードアップの日は成績発表をしなくてはならないはず。
でもね。
グレードアップの日に成績を空欄で送ってくる教科があった。
『World History』だった。
授業参観日にみたところ、
白人のおじいちゃん先生。
実はこの先生について
チャーちゃん自身からあまりよくない情報は伝わってきていた。
『ヒストリーの先生。白人生徒ばかり贔屓してローカルのアジアンレース(血統)の子は可哀想なの、、、』
ハワイは沢山の日系人が中国、韓国、の方がいらっしゃって
アジアンレースの人種は沢山いるが
たまーーーに。
ごくたまーーーーに。
人種の差別や贔屓があったりする。
学校のように上下関係のある場では如実です^ ^
あからさまに贔屓をする先生も多く、そんな先生に当たったものならクリスマスやらなんやら贈り物合戦があると聞きましたょ!
特にお年寄りだし、、、
歴史もあるし、、、
しょうがないかな?
とも思ったりもしていましたが、、、。
しかし、この白人のお年寄りの先生。
いつになっても、成績を空欄のまま。
ついには一学期が終わった。
最低でも途中二回はあるはずの成績発表はなく一学期が終わった。
私は週末に成績発表がないことを不思議に思いチャーちゃんに確認を取るようにと言っていたし
『うん。僕も確認とったけど、、、大丈夫だから気にするなって言われたんだょ!』
と言っていた。
そんなこんなで秋休み中にも成績発表がなく。
??のまま、、、、。
そしてまさか?
と思っていたけれど、
そのまさかが起きた。
本日、遅ればせながら成績が言い渡されたようで
『ESL(移民、移住で英語が母国語でない生徒)の生徒の成績 は全員Cだ!』
これはチャーちゃん。
本当にショックだったようで、
だって頑張っていたからね!
もちろんおじいちゃん先生の教室に放課後出向いた。
『なんで、私の成績はCなんですか?与えられた課題を全てやり、努力もしていました。』とチャーちゃん。
しかしESLの子はCだといって受け付けない。
『なんで週末成績更新をしてくださらないのですか?』
というと
『学期の途中で成績をつけるとローカルの母親がうるさくてかなわない!こんな沢山生徒がいるんだぞ!』
と生徒名簿をバラバラとめくってみせてきたそうだ。
息巻いて言い返す先生にチャーちゃんも言い返すことがそれ以上出来ず、トボトボと歩いていると
スクールカウンセラーの先生が
通りかかり声をかけてくれた。
スクールカウンセラーは各学年1人いて、個人の成績の管理や授業の選択のこと、進学のことなど相談に乗ってくれる人。
ことの次第を話すと
これはおかしいと思ったスクールカウンセラーがヒストリーの先生のクラスまで同行してくれた。
そしてよく聞くとはじまりは
最初の授業のアンケートから始まっていたようだ。
授業最初にその先生はアンケートをとり
生徒個人に
『あなたはESLですか?』
と聞いていたようだ。
チャーちゃんの答えはもちろん
Yes!
そして、彼はESLの子達にはプリントのようなものを渡して個人でレポートを書かせたりしてしていたらしい。
もちろんチャーちゃんは先生に従い与えられた課題は全てこなした。
スクールカウンセラーも
チャーちゃんのハードワークはアフタースクール(授業終わりの自習室)見てきているので
『彼女のワークをみせてください。他のESLの生徒のも見せてください。』
と要求。するとなんと、、、
ESLの生徒のワークは評価さえしていなかった。
いわば
シカトしていたのだ!
これは贔屓のレベル超えてませんか?
これにはカウンセラーも大激怒。
ヒストリーの先生との言い争いになった。
だって最初からESLの生徒をわけてシカトしていたわけだから、、、
結局、カウンセラーの要求により開示されたチャーちゃんのワークはページにおいても他の生徒の3倍ほどの量になっていたらしい。
ついには教室の外で先生同士の話し合いにまで発展した。
しかし、
その前の教室での話し合いの時に、
ヒストリーの先生はチャーちゃんの方を
ずっと睨みつづけていたそうだ。
チャーちゃんは怖くなってしまったようで
『悔しくて、怖くてベソかいちゃった、、、

』



と思い出してまた泣いていた。
結局、カウンセラーの要求により開示されたチャーちゃんのワークはページにおいても他の生徒の3倍ほどの量になっていたらしい。
しかし
チャーちゃんの成績は
ESLだからCだ。
ついにカウンセラーと一緒にワークをみて言った言葉は
『彼女はやっぱりよくやっているからBをあげよう!』
ですって!
『ESLの子の英語のレポートは個人の英語力が私には理解できないから評価できかねる。』
最後にはこういったそうだ。
これにはカウンセラーもまたもや大激怒!
『カウンセラーの代表の方にこのことは相談してまた出直します。』
長々と愚痴みたいな話。
と
ヒストリーの先生が口から出した言葉を全てメモにとり、報告すると言ってくれたそうだ。
そして
ヒストリーの先生はチャーちゃんにこうも言ったそうだ
『君たちESLにはプレッシャークイズをしていないが、これからはそれもやるのか?』
口頭で個人個人にクイズを出し、答えさせるらしい。
彼はどうやらESLの子にはこのクイズを出さないらしいのだ。
きっとチャーちゃんが嫌がると
思ったんだろう。
しかしチャーちゃんは
『いいですょ。それでキチンと成績をつけてくださるなら是非そうしてください。』
と答えたそうだ。
えらいぞ!
チャーちゃん!
そんな脅しに負けないで
よくぞ受けてたった!
たぶんここまで食い下がる
ESLの生徒もいなかったんだと思います。
^_^
この話。
どうなるんだろう。
チャーちゃんは2.3.4学期とこの先生の元で学ばなければならない。
どうやって対応すればいいのかな、、、
先生も色々だょね。
ちゃんとしている先生は毎週成績をくれて
チャーちゃんも頑張ってAをとっているわけで、、、、。
そしてカウンセラーの先生もちゃんとしてくれていてよかったね!
見ていてくれてよかったね。
救われた、、、。
わたしは。
こんな時。どうするればいいのかな、、、。
明日、学校に相談して
ちゃんとしていないこの先生のことを
話し合うべきなのか、
人生はそんなもんだと
あきらめるさせるべきなのか、、、、
先生だから、指導者だからって
ちゃんとしているわけではないょね。
世の中ってそんなもんだ。
だってそれだったら
警察官は絶対に犯罪は犯さないし
政治家は嘘をついてはいけない。
この世の中は矛盾だらけなのだ。
でも、、、、
やっぱり。
毎日、頑張っているチャーちゃんが泣いている。
悔しくて怖くてないている。
やっぱり、ここは
母親としてちゃんとするべきところは
ちゃんとして、話し合うを持つべきところなのだろうと思う。
明日。
私もきっちりしようかと思います。
普段はちゃんとしてない私だけど
ここまで引いたらダメですょね。
チャーちゃんの母親として。
前向いて話をしてきます。
長々と愚痴みたいな話。
ゴメンなさい。
そしてこんな先生ばかりではありません。
そしてこんな先生ばかりではありません。
素晴らしい先生方も沢山いらっしゃいます。
人種の坩堝のハワイ。
だからこその貴重な体験だとも思っているのです。