横浜で行われた日本精神神経学会というのに行ってきました。
星野弘という先生の「患者の回復をこじらせない治療」という講演会を聞いてきました。
薬は脳には働くけれど、心は豊かにならない
病気でない人でも四日も寝ないのが続いたら、周りの景色や人がおかしなものに見えてくる
統合失調症は治りやすい
焦ってはいけないし、医師としての野心をもって急速な回復などを期待してはならない
本音の声は響くけど、よそ行きの言葉は響かない
急性期の体重減少と便秘、不眠
等々、勉強になることをたくさん聞いてきました。
講演会は治療者向けのものでしたが、星野先生の患者に対する姿勢に、話を聞いているだけでも癒されるものがありました。
小倉先生もタイプは違うけど、患者との壁を感じさせない部分が共通していました。
心の壊れた人に寄り添う時、どんな姿勢でいればいいのか
"いい先生"の心の強さとしなやかさを感じられました
患者の中にある健康な部分を信じ、そこに働きかけ、それが育っていくのを促し、ゆっくりと見守る
そんな態度が回復につながるのではないかと
自分もそうされてきて感じるのでした。
病気にならなかったら、絶対に関わることなかった場所と人と関わることを、これからの子育てや人との関わりに生かしていきたいと思いました。