夏のボーナスをあてにしてボーナス支給前に美容院へ行ってきた。


前回美容院へ行ったのは3ヶ月前…


髪も伸びてパーマっ気も無くなってきた。


私には専属の自称カリスマ美容師がいる。


と、言っても友人のTさん。彼女がハサミを持つようになってから私はずっと彼女に私の髪の全てを託している。

カットは勿論、シャンプー、ロット巻き、ドライヤー、マッサージまで全てTが面倒をみてくれるのだ。


「今回はどんな感じにする?前回と同じにする?」とTが私に尋ねる。


「前回よりも短く切ってクリクリに」

と、私は毎回答えるので美容院へ行く度に私の髪は短くなり大仏ヘア~へと近づいていく。

しかし、とうとう昨日、Tは私に告げた。

「これ以上髪を短くする事は許しません。もっと短くしたいのなら私はもう切ってあげないよ」

と…。



私の夢…一度でいいからアフロにする事。

しかし、専属Tに気付かれないように徐々にアフロに近づけていく作戦もバレてしまった。しかも、

「こんな髪型、最近流行らないよ」と言われてしまった。



いや、私は流行の波には乗りたくないのだ、むしろ逆流したいのだ。

しばらくはこの中途半端なちびまる子ちゃんのお母さんみたいな髪型で生きるのだ。