数日前、サポートでもお世話になってる春ちゃんこと朝木春美千から電話があった。
もう彼のブログを読んで知ってる人もいるとは思いますが、指のジストニアという病気が悪化してしまってピアノが弾けない、という報告だった。
「自分の曲が弾けない」
悔しさが滲んでいた。
一瞬、なんて言葉を言えばいいのかわからなかった。
音楽を創る人間にとって、こんなに辛いことがあるだろうか。
春ちゃんは努力家だ。
僕が春ちゃんの家に行く時は、100%例外なくピアノの練習をしている。
今まで春ちゃんが創ってきた作品や出演したライブは、確実にその積み重ねの結果だと断言できる。
人間としてはすっごく不器用で効率の悪いやつだけど、それを補って余りある努力を春ちゃんは確実にしている。
そんな彼が、思うように音を奏でられないというのは、一体どれほどの辛さか。
底の見えない穴を見るような、想像するのも怖いほどの。
またそれを自分からみんなに伝えるというのも、本当に辛かったと思う。
原因も治療法もまだ確立していない難病と、終わりの見えない闘いを始める不安感。
大好きな音楽と一旦離れなければいけないという焦燥感。
こんな突然の理不尽な苦難を、なんで神様ってのは与えるんでしょうか。
朝木春美千を知っているみなさん。
あいつは必ず帰ってきます。ソロのステージはもちろん、僕らのサポートとしても。
だから、待っててやってください。
療養するアーティストにとって「忘れられてしまうかも」という不安が一番大きいですから。
そして、きっとこれを読んでいるであろう春ちゃん。（おまえはCOCOAのブログかかさずチェックしてるからな笑）
上に、「必ず帰ってきます」って書いちゃったから、必ず帰って来い！
半年だろうが1年だろうが、ちゃんと待っててやるからしっかり治してこい！
あと、この際だから他の悪いところも一緒に治してこい！笑
病気だからって俺が優しくなると思ったら大間違いだからな！油断すんなよ！笑
同志の一日も早い復帰を願って。
だいしろう