脂質の体への働き
脂質には、体内に貯蔵され必要な時に
エネルギー原となる中性脂肪(脂肪)
と、体の構成物質となって働く
コレステロール、リン脂質があります。
中性脂肪は1グラムあたりのエネルギー
量が9キロカロリーと、炭水化物や
タンパク質に比べて高く
効率的なエネルギー原です。
また、脂肪酸は主に中性脂肪を
構成している成分であり
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別されます。
体内で合成されない為に
食物から摂取する必要のある
脂肪酸(リノール酸、アルファリノレン酸)
を必須脂肪酸といい、体内でさまざまな
調節機能として働いています。
コレステロールは、食事中に含まれる量
は微量ですが、細胞膜の構成成分として
また、ホルモンや胆汁酸の原料として
大切な役割をもちます。
体内のコレステロール量が多くなると
動脈硬化を起こしたり、胆石を生じたりすることがあります。
中性脂肪として食事から1日40〜70グラム程度摂取します。
もちろん、取りすぎは体脂肪を増やす原因になります。
