『色には、嘘がつけない』

 

一昨年の色彩心理クラスで

 

ある人が言った言葉。

 

 

「好きじゃない色は

  選ばないもの。

 

 色を前にしたら、

  気持ちに嘘はつかない。」

 

 

 

色と気持ちは繋がる。

 

だから

 

色を辿ると感情や

 

記憶の底の何かに触れる。

 

そこから見えるモノは

 

言葉にならなかったものを

 

外側に出してくれることもある。

 

 

 

 

 

別のある人は

 

たっぷり水を使った絵の具で

 

描くのにはまって

 

何枚も何枚も描いてらした。

 

 

滲んで色同士が重なっていく。

 

こうしようと思わないものが

 

見えてくるのが楽しくて仕方ない。

 

と。

 

 

意図したとおりに進まないことを

 

眺めているのが楽しいんだと。

 

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色、そして画材。

 

両輪で紐解いていくと

 

見えるものの幅が拡がる。
 


描いた色や画材を感じて

 

何気なく口から出た言葉が

潜在的に持っている気持を

 

外側に引っ張り出してくれる。

 

 

 

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先日もね

 

クラスの中でこんなことがありました。

 

同じ素材の塗り絵をしてた時

 

他の人が塗ったものを見て

 

自分の表現にしょんぼりした

 

 

思わずつぶやいた人。

 

 

 

うまいとか下手とか

 

色が多いとか少ないとか

 

表現が大胆とか小さいとか。

 

そんなものは何も関係なく

 

しょんぼりしたという気持ちに

 

大切なメッセージが含まれている。

 


ただ、塗るだけ。

 

画材を楽しんでみるだけ。

 

そんな単純な作業の中に

 

自分を見つめるヒントが

 

宝箱のようにある時間。

 

 

それがね

 

こころ色、色彩心理の世界

 

というクラスの時間だと思ってます。

 

 

リクエストを頂戴してるので

 

また開催いたしますが

 

次回は2023年度になるかな。

 

 

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