昨日、フシギ兄が

新しい人生を歩み出しました。

おかげさまの祝宴に

やっぱり

宇宙人を産んだんだなぁ、と

実感した@中村眞子です。



色解きワークdeいい女!@なかむら眞子の心彩便

28年前のちょうど今頃

ワタシは、スイカとトマトしか

食せない日々を送ってましたね。

所謂、つわりってやつ。


その時、新しい命が

宿ったことにに喜ぶより

自分の体内に、もうひとつ

別の生命体が存在することで

自分が宇宙人になったような

感覚を覚えたものでした。


しかし、昨日、

実は宇宙人はワタシでなく

フシギ兄だったと気づいた次第。


多くの方々が、祝辞をくださいました。

みなさん、祝宴ということもあり

過大評価をして下さってるとは思うものの


「的を得た鋭い意見を言う」とか

「今時の若い人に珍しい

 礼節の重んじ方をする」とか

「その場のその人を見て

 言う言葉を適切に選ぶ」とか。


おおよそ、日々、会話する彼とは

かけ離れた像が、そこにありました。

それはまるで宇宙人・フシギ兄。


だってね、フシギとは

「あんなウダウダな話し方で

 そうやって、彼女を口説いたんやろねぇ」

と、伝説の謎だったんですわ・・・苦笑。



色解きワークdeいい女!@なかむら眞子の心彩便

3歳まで、夜泣きに悩みました。

4歳の時には、幼稚園が苦痛だったのか

髪の毛が、半分近く抜け落ちました。


小学校時代

何をやっても、マイペースで

サッカーチームでは、いつもベンチの温め役。

成績も心配のタネ。


そんな時、学童保育でお世話になってた

ワタシの大先輩に言われたんですよね。

「自分で育てようとおもったら、あかんよ

 人様の手を借りなさい。

 親より、人様に育ててもらった方が

 ずっといい成長をするからね」


きっと、その時のワタシは

すごいネバネバ星人で

なんでも、こうならなきゃだめ!とか

こんな人にしなくてはいけない!とか

自分にも彼にも、常に

プレッシャーをかけてたんでしょうね。


それを、やんわりと、

あんな風に言って下さったんだと

今でも感謝をしています。


そんな彼が、中学になった時

それは、ひどい反抗をしたもんでした。

あるとき、彼に言われたの。


「ハハは、いつも否定形からしか

 人の話を返さない!!」ってね。


だから、彼は
ワタシに何かを話すのが

とってもイヤで、

反抗がひどくなっていってたんだろうな。

そう言われて

【まずは聴く】

そして

【あなたはどうしたいの?】

を、問いかけるようになりました。


この時期、兄妹げんかは凄まじく

ひょっとしたら、殺し合いするんじゃない?

と、思うくらいの中の悪さ。

ここも、ひどく悩みましたね。

ありがたいことに、今では笑い話です。



色解きワークdeいい女!@なかむら眞子の心彩便


高校生の時は、

毎年、春休みの前に呼び出し。

「お母さん、悪くすれば留年ですよ・・・」

はぁ・・・・・。


まぁ、ぎりぎりで上がってはくれましたけど。


だってね、毎日、
テニスしかしてなかったんですからね。

早朝練習・放課後練習

そして、夜は毎晩

自転車で4キロ先の

テニスショップへ日参。


でも、そこで出会った方々が

彼をまず、大きく育ててくださった。


そして、高3の夏休みの三者面談。

彼が希望校を伝えた時、こう言われたの。

「99%ムリです。

 お母様、滑り止め+ランクを下げての

 受験を勧めてくださいね」って。


彼がその大学を切望したのは

テニスで大学1部リーグだったから。

どうしても1部リーグの
大学に進みたかったから。

(って、そんな理由・・・・汗)


この時彼は、高校1年の数学も

きちんと理解できていない状態・・・苦笑。

高校3年の夏休み、ある予備校に行きました。

彼のレベルに合わせて

1から覚えなおしをさせてくださるところ

(と言っても。ビデオ学習なんですけどね)


そこで、夏休みの間に

一応、高3レベルに
達するかどうか。。までの感じ。

受験には間に合いそうもない。


浪人も覚悟で、受験するって、ね。


同じ大学を、受けれるだけ受験して

・・・2時募集まで併せて4回受けたかな??
で、3月のギリギリ2次試験に合格。


「あそこに行くから!」

って、いつも言ってた。

あそこのテニスコートで

練習するんやから!って。


その思考で行き続けたもの

きっと、良かったんだと思う。


彼の口癖は

「なるようにしか、ならんでしょ」



たまたま友達と行った

就活セミナーで、出会ったご縁で

製薬業界に興味を持ち

テニスを続けていた背景と

達者な敬語の使い方に

(大学の運動部は厳しいですからね)

今の会社のスカウトマンさんが

興味を持ってくださり

ご縁を繋いでいただいた次第。



色解きワークdeいい女!@なかむら眞子の心彩便

そしてね、はじめに書いたような

ありがたい言葉をいただける仲間、上司に

出会っていくことになったのです。


人様に育てていただいた賜物です。


たくさんのことを、

彼に教えてもらいました。

聴くということの、本当の意味。

子どもの力を信じるということ。

そのこ子自身を、信じるということ。

そして、こうなりたい!って

自分を持つこと。



昨日、披露宴の最後。

親への花束贈呈ってあるじゃないですか。

これは、泣かないもんね!

と、お腹に力を入れてたんですが

彼が、花束渡す前に

突然、ハグしてきたんですよ。

人生、最初で最後だから・・・って、笑。


ルール違反・・・・。

パンダ目になったやないの。




子どもの成長を願い、自立を願う時

そこに必要なのは、親の手助けや

不必要な、転ばぬ前の杖でなく

聴く耳を持つことと

信じること、そして

世界で一番のファンであること。


じゃないかな、、、と

28年弱の子育ての区切り日に

思いました。感謝。