権三郎の野望。

権三郎「まいど。なまずの権三郎です。

　　　　　ワイ、ちょっと言いたいこと、あんねん」

権三郎「昨日の新参者のチビネコの言いようは何や…

　　　　　まるでワイが悪者みたいやないけ」

ココ「　だって…権三郎兄ちゃん、メダカ食べるんでしょ…」

権三郎「食べるけど、たまに…たまにやで」

権三郎｢見てみぃな。いつものご飯はコレじゃ」

権三郎「このカチンカチンの不味いご飯を毎日毎日やで」

権三郎「これをやな、母ちゃんがパラパラっとくれんねん」

権三郎「水槽に入れたら、コンコンってなもんや」

権三郎「そうすると土管の中におるワシがパクパクっといくんや」

権三郎「メダカは週に一回だけや。でも２０匹はペロリやで」

ココ「　ガーン。。に、２０匹…」

権三郎「ワイには野望があるからなぁ、栄養がいるんや」

ココ「　野望ってなぁに」

権三郎「１メートルの大なまずになるこっちゃ」

ココ「　１メートル…。兄ちゃん、今はどのくらい」

権三郎「い、今はやなぁ…15センチや…」

ココ「　１メートルは…ココより大きいのよ…」

権三郎「あたりまえじゃ。

　　　　チビスケなんかひと呑みじゃ」

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ココ「　えっ　ココまで食べる気なの」
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ココ「　ココは負けないのよ。噛みつくのよ。

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