「ふ(2)じ(2)さん(3)」
「
富士山の日」山梨の民謡話です
むかし「富士山」にはお浅間さんという女の神様がいて
富士山の北側には「権現さん」という男の神様が居ました
いつも二つの山はどちらが高い山なのかを競い
そのたびに両方の山はケンカになり頭から火を吹き
地面はぐらぐらゆれ、人々は逃げ回ってました
そこで、本当に高いのがどちらかを
阿弥陀如来様に決めて貰う事になったのです
如来様は訳を聞き「良い考えがある」と言って
長い樋を両方の頭の上に乗せ
「樋の真ん中から水を落とし水が
流れていった方が低いと言うことじゃ」
と言って水を流したら富士山の方に水が流れていき
「富士山の方が低い、権現さんの山が
日本一高い山と決まった」と
如来様は二つの山にそう言い渡しました
つづく。。