別にラーメンなんて食べたくないココとキン。


もう、私的には早く一人になって泣きたい気分でいっぱいだった。


しかし、そんな事はお構い無しに
ジジィは相変わらずのマイペースのまま
時折鼻歌なんかを歌いながらチビ(ココ)とデブ(キン)を馴染みのラーメン屋に連れて行った。


ジジィ『おぃーっす!』


店主『おー。〇〇さん←(ジジィ)いらっしゃい!今日はココちゃんとお友達も一緒かぁ!いいねぇ〜!』


ココ&キン『…こんにちは…』


ジジィは一人カウンターに座りビールを注文


ジジィ『お前ら。遠慮しないで何でも好きなもん食えよ!一杯飲むか?!なんちゃってな〜!わははははー!』


ジジィのつまらないノリツッコミですら
何の反応も出来ない孫ココ。


だから…今はラーメンでもジジィの相手をする気分でもないんだってば…


私とキンはメニューをペラペラとめくるも
食べたいものは決まらない…


すると短気なジジィは


ジジィ『よし。お前らのメニューは俺が決めてやる。マスター!チャーシューメン2つで1つは大盛り!それから炒飯の大盛りと餃子が2つな!!』


意味不明なオーダーだが…?
誰がそんなに食うんだよ…?


暫くして料理が机に運ばれてきた。
ジジィもビールを持って私たちの席に移動。


ジジィ『お前(ココ)はチビだから普通盛り!お前(キン)はデブだからラーメンも炒飯も大盛り食えよ!餃子も2人前食っていいからな!!足りなかったらおかわりしろよ!!』


キン『じぃちゃん…私そんなに食べられないよ…』


ジジィはキンの言葉に食い気味に…



『嘘つけよ!!』
↑↑↑
(ものすげー決めつけ)



と被せてきた。


キン『いやいやいや!じぃちゃん!デブってね…意外と少食なんだよ!?』


ジジィ『…本当か?遠慮なんてしなくていいんだぞ?』


キン『本当に!つか…体型でメニュー決めんなや!(笑)』


ジジィ『いや。デブのくせに遠慮して腹いっぱいにならなかったらかわいそうだと思ってな!!』


キン『じぃちゃん。ありがとう(笑)』


あはは♡
なんか二人の会話を聞いてたら面白くなってきたよ!


ジジィ『じゃあ、二人ともラーメンのびないうちに食っちゃえよ!炒飯と餃子は〇〇(キン)が家に持って帰れ!』


キン『うん!』


ココ『いただきまーす!』


私たちが食べている所をビールを飲みつつニコニコしながらジジィは見ていた。


帰り際にジジィがキンに


『ココのバイクは、じぃちゃんが責任持ってちゃんと直すから気にすんなよ。その代わりもう二度と二人乗りなんかすんなよ。危ねーからな!』


キンは頷くと、じぃちゃんに何度もお礼を言いながら家に帰って行った。


そして私とジジィも帰宅することに。


私はぐちゃぐちゃのバイクを押しながら


ココ『ねぇじぃちゃん。私のバイク直せんの?これ…ホイールもシャフトもぐちゃぐちゃだよ…』


ジジィ『おう。大丈夫だ。じぃちゃんに任せとけ!』


私『本当に?!ありがとう!!』


ジジィ『ココが一生懸命バイトして買った初めての高い買い物だもんな。じぃちゃんは、何でも直せるんだからな。心配すんなよ!』


私『うん!ありがとう!』




それから一週間程経ったある日
学校から帰宅すると


玄関前にセピアZZ!!


本当にじぃちゃん直せたんだ!すげー!!





ん?





色…変わってね?





私のバイク。
黒×赤だったのに…



黒×紫になってる!!



ジジィ。まさかの発注ミス。(笑)




私は庭の手入れをしていたジジィの元に駆け寄り


『じぃちゃん!ありがとう!!』


とお礼を言った。


ジジィは笑いながら


『ごめんな…頑張ってみたんだけど…やっぱ、あそこまでだと直んないし…新しいの買った方が安かったわ。』


後に母親から聞いた話によると


『ココが自分で頑張って買ったバイクだから絶対に直してやるんだ!』


と…最後まで物凄く頑張ってくれたらしい。


いやー…
今まで若干忘れてた遠い記憶だったけど…
こうやって文字に起こしてみると
あの頃の記憶が鮮明に蘇ってきて…
つくづく…いいジジィだったなぁ…って思う。

なんか…ジジィとはいい思い出ばっかだなぁ。


めっちゃ怒られたし
何気に20歳ぐらいまで
いっぱいゲンコツされたけどね(笑)


ジジィの話は
一旦ここでおしまいだけど
また、どこかで書きたいなぁ〜と思います
ヾ(●´∇`●)ノ♡

長々とジジィの話にお付き合い頂き
ありがとうございました!