今日はMとの思い出を書いてみようと思います。


私と彼女が出会ったのは15の春。

同じ高校に進学したのがきっかけでした。

入学したての頃は
お互い…バカぐらいの超ヤンキー…(時代です)

ヤンキーって自分と同じ部類の人間がとにかく嫌いで素直に仲良くなれないんですね。

初めて顔を合わせた入学式では
もう白目を剥くぐらいの勢いで
何故かガンを飛ばし合いました(笑)

私たちの学校の制服のスカートは
18本箱ヒダの膝下15cmぐらいが標準でしたが…
Mはベンクーガorブラックキャット←(分かる人には分かる懐かしすぎるワード)で買ったと思われる36本車ヒダの踝まであるロングスカートを履き
ポニーテールにオーガンジー素材の大きなリボン。紫の口紅をつけて…いつもメジャーリーガー的にガムを噛んでいました(笑)

一方、私は超ミニのスカートに当時流行り出したルーズソックスを履き金髪に近い茶髪のロング。

そして、二人とも踵を踏んだカンフーシューズ←(当時の流行り)

毎日廊下をカンフーシューズでペタペタ歩き、会えばすれ違いざまに舌打ちと共に睨み合う。そんな毎日でした。

今思い返せば…めっちゃ面白い光景ですが当時の私たちは本気でしたから(笑)

そんなMと暴言以外で初めて会話をしたのが入学してから三ヶ月程経った初夏…


放課後に本屋で立ち読みをしていた時のこと。

『SHOXX』を読んでいたあたい。
ふと人の気配を感じ顔を上げ横を見ると
並びの列でMがウォークマンで音楽を聴きながら同じく立ち読みをしていました。

Mは私の存在には全く気付いていない様子で…めっちゃノリノリで←(ヘドバンに近い状態)一人の世界に浸っていました。

当時は『化粧バンド』と呼ばれていたビジュアル系の音楽が好きだった私。
周りにはビジュアル系を理解してくれる人もおらず…少し寂しい気持ちがありました。


イヤホンからシャカシャカ聴こえる音漏れ
あれは、かなりの音量で音楽を聴いている!
そして、人目を気にしない…あのヘドバン的ノリ。

『間違いない!あいつはビジュアル系が好きだ!!』

そう確信した私は少し嬉しくなり
Mに近づき肩を叩いた。

やつは振り返り、私の顔を見て少しびっくりした表情を浮かべイヤホンを外し睨みつけながら

『なに?』

と言った。


私『あのさ、音楽好きなの?』


M『あ。まぁね…』


私『なに聴いてんの?』
↑↑↑
(完全にビジュアル系だと思ってる。マイナーな黒夢かなぁ?LUNASEAかなぁ?←(その頃まだインディーズだった)それともコテコテにXかなぁ?それとも…もっとマイナーなやつだったりして!?(´∀`)ワクワク)




M『小田和正』




は?



ちょいちょいちょーい!

小田和正で、その音量とそのノリはないでしょーよ?!

え?小田和正って
あのクリスタルボイスの人でしょ?
東京ラブストーリーでしょ?!

『カーンチ!セックスしよ!』

のアレの主題歌『ラブストーリーは突然に』でおなじみのあの人?


いやいやいや!!


ちょっと状況を把握出来ない私に
Mは片方のイヤホンを差し出し


M『めっちゃいい歌だから…聴いてみ…』


イヤホンを耳に当てると…




おぅいぇ〜い♪
おぅいぇ〜い♪
おぅいぇ〜い♪




と…小田さんのクリスタルボイスが。



M『な!めっちゃいいだろ?』


私『わっかんねー!!(爆笑)』


M『はぁ?小田和正最高だし!!』


私『わかんねーよ!つか、おぅいぇ〜い♪だけじゃ何もわかんねーし!お前さ超ウケるんだけど!!(爆)』


M『笑うとこじゃねーだろ?!え?小田和正よくね?!(笑)』



てな感じで…


その日から
私とMの歴史が始まりました。


M『お前とさ、ずっと友達になりたいって思ってたんだ。』


私『私も。』



そして20年以上経った今も尚続く
私とMの友情。


きっと、彼女とは切っても切れない縁だと確信している。(笑)