今どき本職の方だって自ら名乗る人って居ないと思う…
法律も色々と厳しくなってるんだから…
ヤクザだって生きにくくなって大変だと思うよ。
下手したら『ヤクザと知り合い』って言っただけで脅迫罪になるんだよ。
知らないの?こいつ?
それを
『アイ・アム・ヤクザ!!』
って…
本当に…
どーした?
旦那のポケットの中ではボイスレコーダーが作動している。
『自分で自分の首絞めろ』
私『あ。そうなんですか。』
男『本当はよ…言うつもりも無かったし、母親にも止められてたから我慢してたけどよ…』
は?お母さん?
何故、お母さん?
マザコンですか?
お母さんに
『あなた、自分がヤクザって言っちゃダメよ。』
って事?
それは、意味が違うんじゃない?
お母さん的には
『バカがバレるから止めとけ』
ってことでしょ。
私『この辺ですか?』
男『〇〇組だよ。』←(組の名前まで出した。おつ。)
言うと思った!
この辺で一番大きなヤクザって言えば…有名だもんね。
でも、残念。
そこ知り合い。(中学時代の同級生)
私『あー。〇〇くんの家ですね。逃げてたみたいですけど帰って来ました?』
男『…』
はい嘘ー。
私『で…ヤクザだから何なんですか?』
黙るオッサン。
多分、自分の中では
男『俺ヤクザ!』
私『キャー怖い!』
男『もう大丈夫!!』
って言うシンプルなシナリオを描いていたんだろうな。
そんなもんがこの時代に通用する訳ねーだろ。
時は平成だ。
昭和じゃねーんだよ。
本当にバカだな。
だいたい部外者がしゃしゃんなや。
私『それって…脅迫罪ですよね?本当にヤクザだとしたら、組の名前を挙げて脅迫する事は特別法に則り訴えられるってご存知ですよね?』
意気消沈ヤクザチンパン。
私は旦那のポケットからボイスレコーダーを取り出し
私『今の会話録音しましたから。あなたも別件で訴えます。何なら今から警察呼びましょうか?』
強気に出ていた私だが
内心はドキドキ。
だって全部ハッタリだもん。
しかも、相手にしてる二人は
スーパーウルトラミラクルバカターボ!!
急に殴られたり下手したら刺されるかも知れない…
そんな時には旦那を盾にしよう…
なんて考えてた時…
チビデブオッサンが…動いた!