長男に聞こえない様に…
呟くぐらいの小さな声で
旦那に言う。

『てめー…ミューズで手洗ってこいや。手の皮剥けるぐらい洗え。それから子供に触れよ…』

つか、頭のてっぺんから足の先まで全部漂白剤で洗え…
本当に気持ちが悪い…

本当なら、子供たちを連れて今すぐにでも家を飛び出したかった。
旦那に子供を触られるのが本当に嫌だった。吐き気がする程。

でも、そんな私の気持ちを他所に長男は

『パパ♡パパ♡』
と抱っこをせがんでいる…


『はぁ…切ない…』


私は深呼吸をして

朝食の準備に取り掛かる。

しばらくして、長女と次女も起きてきた。

私『おはよう♡今朝はパンにしよっか。みんな顔洗っておいで!』

声のトーンを上げて
無理矢理いつもの私を演じる。

ダイニングテーブルの上には
四人分の朝食。

私と子供たちの分だ。←(演じきれてない)

私『食べよ♪』

一人分足りない事に気づく長男。
(長女は最近の私の変化に気づいているためスルー)

長男『パパはご飯食べないの?』

私『うん。いらないんだって!じゃあ食べよ〜♪いただきまーす!』

『いただきまーす!』

その時旦那は…嗚咽を漏らしながら二階のトイレに行った。(自業自得だ。カス。)

せっかくの子供たちと食べる朝食が不味くなっても嫌だし。


話し合いは子供たちが寝た夜にすることにして…

その日は、ガムシャラに家事をして過ごした。