朝がきた。
子供たちはまだぐっすり眠っている。

リビングに人の気配…

『帰ってきてやがる…』

ソファーで寝ている旦那…
気持ち悪…

脱衣場のランドリーボックスには子供たちが脱いだ服と一緒に、旦那の着替えも入っている…

『…チッ…』
私は舌打ちして
旦那のものだけ昨日のビニール袋に入れた。

コーヒーを淹れようとキッチンに立つと
旦那が使ったマグカップがシンクに置きっぱなし。
『気持ち悪い…』
迷わず泡ハイターで高濃度除菌。

リビングに目をやると私の気配に気づいた旦那が起きている。

旦『おはよう……』

無視。
つか、話しかけんなや。
朝から気分悪いわ。

私のムカつきバロメーターがどんどん上がっていく。

トントントン…
階段を下りてくる小さな足音。

『おはよー…』

長男が眠い目を擦りながら起きてきて、旦那の姿を見つけると…

『パパー!!会いたかったー!!今日は一緒に遊ぼう〜!!』

と飛びついていった。

『おはよう♡うん!一緒に遊ぼうね!!』

長男を抱きしめる旦那の姿。

私は咄嗟に旦那の腕から長男を引き離し

『汚ねぇ手で触るんじゃねーよ!!!!』

と叫んだ。

私が怒った理由を理解出来ない長男は
私の顔を見ながらキョトンとしている。

黙ったまま俯く旦那。

私は気持ちを抑えられないまま
旦那に対して言葉を続ける。

『お前もあの女も汚物だよ。そんな汚い体で…手で…私の大切なものに触んなや!洗濯物も一緒にすんな!てめーが使ったものはてめーで洗え!!気持ち悪いんだよ!!』

『…ママ…どうしたの?』

長男の言葉でハッと我に返る。

『ごめんね。何でもないよ…』

ヤバい。
子供の前では普通で居ようと思ってたのに…

本当にごめん。