そして旦那と私の話し合いが始まった。
後々、言った言わないで揉めるのは面倒くさいので旦那にはバレない様にボイスレコーダーONで。

私『聞きますよ。』

旦那は少し黙った後ぽつりぽつりと話し始めた。

女との馴れ初め→(言い寄られて嬉しくなった)←バカ
自分の気持ち→(軽い気持ち、遊びだった)←カス
反省の念…→(家族と一緒にいたい)←知らねぇ
その他もろもろ…

私にとっては、どーでもいい事をつらつらと。

なんか、だりぃな。
よし。録音もしてるし『私はなんでも知ってるぜ!』の体でカマかけ&誘導尋問で全て自白させてやるよ。

付き合い始めた日
付き合っていた年月→(約一年)
女と一緒に行った場所→(私と二人や家族で行った思い出の場所)
女に送ったプレゼント→(私の好きなブランドのアクセサリー)
どんな話をしていたか→(結婚の約束w)
どのぐらいの頻度で何回体の関係を持っていたか→(週に2、3回)←後々、この数字が重要になります。
…etc

とにかく全部全部喋らせた。

許してもらいたい一心だったと思う。
そして、どこまでの証拠を握られているか分からない状況下。嘘をついてバレたら終わる。
旦那は全身を震わせながら素直に全て喋った。
何をそんなに震えてんの?
寒いの?
怖いの?
怒りですか?
病気ですか?
会いたくて会いたくてですか?

えー。その震えの意味が分かんなーい♪
お前より西野カナの方が確実に震えてるぜ!間違いなく。
オーライ?!(笑)

まじウケる。

とにかくまぁ、驚く程によく喋るよね
自分が助かりたいがためだけに。

そんなに喋っても
助かる道なんてないのにね。
本当にバカだな。
気持ち悪いわ。


もちろん許す訳もなく…


机の上にペンと紙を用意して

私『ここに、女の名前と住所とメールアドレス。お前の知ってる相手の情報全部書けよ。』←(ほとんど知ってるけど、旦那から直接聞くことが重要)

旦『…え?どうするの?』

私『女とも話さなきゃどーにもならんでしょ?』

旦『知らないの?』←ちょっと期待

私『知らねー訳ねぇだろ。確認だよ。つか、知らなかったとしたら言わねーの?』

ペンを手に持ったまま躊躇する旦那。

まぁ、お前が書かなくても住所も連絡先も全て把握してますし。
何なら会社に乗り込めばいいだけだから。
一瞬でも相手に迷惑かけたくないとか頭を過ぎったんだろうね。

知らねーよ。

私には、散々迷惑かけたくせに。
何も知らず『パパ♡パパ大好き〜♡』って慕ってくれる子供たちに嘘ついて
家族の事、ずっと裏切ってたくせに。
怒鳴りたい気持ちを抑え…

私『出来ないならいいよ。ここで終わりね。』

旦『書きます!』

即、記入。

旦那が女の情報を簡単に流す姿を見て

『こいつ…自分を守る事しか考えてないんだ…誰の事でも裏切ることが出来るんだろうな…生粋のクズだ…つか、私は何で、この人を好きになったんだろ?何で結婚したんだろ?何で…何で
…』

私の頭の中は彼に対する嫌悪感と疑問でいっぱいだった。


心底ひいた。
ドン引いた。