泣きながら土下座で謝り続ける旦那を無視して
私は家を出るための準備を黙々と続ける。
一通り荷造りが整い振り返ると
まだ、謝り続けている旦那の姿。
萎える。
旦『ごめんなさい…』
私『謝って済む事じゃねーだろ。お前とは話になんねーよ。』
私が荷物を持ち部屋を出ると
後ろから着いてくる。
私『気持ち悪ぃな!なんだよ!?』
旦『俺…寂しかった…』
は?
『寂しかった』とは?
意味が分かりません。
WHY?←(出川風)
旦『ココちゃんさ…俺より子供たちに一生懸命でさ…セックスの回数も減ってさ…俺さ…自分が必要とされてるのか不安でさ…』
はい?
言ってる意味が分かりません。
私、毎日、あなたに尽くして来ましたよね?!
て言うか、大人のお前は自分の事は自分で出来るでしょ?
小さい子供なんて親が面倒見るのなんて当たり前だろ?
て言うか…あなた父親ですよね?
私の子供じゃねーだろ?
何言ってんだ?!
私『で?不倫かよ?(失笑)』
旦『相手が俺のこと好きって言ってくれて…俺も調子に乗ってさ…でも、家族より大切なものなんて俺には無いんだ。だから、どこにも行かないで!ごめんなさい!』
私『お前さ、女に離婚するから一緒になろうって言ったよな?』
旦『言ってません』
私『あ。そう。』
テッテレー✨
『ボイスレコーダ〜』←(ドラえもん風)
再生。
再度固まる旦那。
私『これってお前じゃねーの?どの口が言ってんだよ?』
旦『…ノリって言うか…流れで…本心ではないです…。』
私『ノリもクソもねーんだよ。お前さ、こいつと結婚してやれよ。私の事欺けるとか思ってんの?くだらねー嘘までつきやがって。てめーみたいな旦那も父親もいらねーよ。』
笑わせんな。
旦『すみませんでした!!話をして下さい!お願いします!!』
私『私さ、全部知ってんの。最初から今まで全部。←(本当はちょっとしか知らない)
嘘つかないなら、聞くだけ聞いてやるよ。嘘ついたり誤魔化したりした時点で終了。それでいいですかね?』
旦『分かりました。』