今年の9月でフィリピンに来て丸々一年がたちました。
ここでちょっと初めての海外移住の一年間を振り返ってみたりします。
そんなわけで今回のテーマは

フィリピンで過ごした一年。です。

昨年9月に特に何も考えず、
友人に誘われるままに住み着いたセブ島。
最初は毎日が新鮮で乾季のギラギラした日差しと
吹きぬける海風を浴びながら、海へ、山へ、街へと
昼も夜も遊び呆けていました。
まさにリゾート生活。

でもしばらくすると遊びも飽きちゃうんです。
そうすると何だかんだと色々考え始めます。
このままでいいのかな?
日本へ帰ったほうがいいんじゃないか?
そんな事をグルグル考え始めた時期に
ふと外へでてブラブラしてみたんです。

あまり行ったことが無かった田舎の方や小さな離島。
そこで見たのは昼間からゴロゴロしてる大人たち。
ボロボロのバスケットゴールで遊ぶ子供たち。
ある意味フィリピンのどこでも見る光景ですが、
シティとはちょっと違うなーと感じました。
何が違うか?
すっごく明るい!
見てるこっちがハラハラするぐらい
何の保障も財産も将来への展望も無い人たち。
でもほんっとーに明るいんですよ。

フィリピンは豊かとは言いがたい国です。
仕事も無い人はたくさんいます。
ろくにシューズも買えず、ビーチサンダルで遊ぶ子供たちばかりです。
家だって木造というより草造です。でもみんな明るい。

綺麗な家や大きな家。
お金をたくさん持ってたり綺麗な服を着ることが
幸せの全てだなんて思いません。
でも困ったとき、万が一のトラブル、病気。
そんなときの為に備えて蓄えって必要ですよね?

でも彼らはそんなものまったくありません。
銀行口座すらありません。
現金収入が無いですから。
それでも彼らが生きていけるのは
暖かい気候、豊富な果物や海の幸、山の幸。
そしてフィリピン人の考え方。

自分が金が無くても親戚とか友達とかきっと誰かは持ってる。
持ってる人は分けてくれるよ。

これです。
一見大らかで、助け合いとかボランティア精神とか
そんな暖かな文化に見えますが、
本人の努力や頑張りに対して行われなければ単なる依存です。

誤解の無いように補足ですが、
それはそれで良い。というか幸せそうではあるんです。
ただしその幸せが自分で選んだ道ならば。
です。

長くなりますので今回はこの辺で・・・

ノシ