「あの日から三年半」


あの日から三年半が、経ちました。

日々無我夢中で、生きている毎日です。


「なぜ?走れば一分のあの高台に行けなかったのか?」

この三年半頭から離れる時は、ありません。


いまだ、帰らぬ支店行員仲間を待ち続ける。


そして、横倒しのビルの隣、女川支店跡地から

あの高台を見る。


その上には、初秋の天高い秋空になっている。


今の女川は、澄みきった風がそよかに

吹いています。




恨めしい高台から、女川湾を見下ろす。

ここにさえ、あの時来ていれば

大切な命は、間違いなく守れた。


海の様子も、しっかり見えた。


この高台が、ある限り私達の命が

ある限り、永遠に大切な命を

語り続ける。。。これが、残されたものの

使命です。


全国の皆様、横倒しのビルも年内で

残念ながら、取り壊しの様子です。

目に、焼き付けに来てください。


被災地には、心の復興は、まだまだです。

いちにち、いちにち大切に過ごして参ります。