メトロの駅で、カルネを買おうとしたら窓口が無い。
券売機はあるんだけど、実質カードをもってないと買えない。(日本のように、お札を受け付ける便利な機械は無い。)1回の乗車券なら小銭で買えたんだけど、カルネじゃないと嫌なのだ。

この頃、窓口がすっかり減ってしまって、カードがないと何もできない状況。
あちこち探し回っても、時間が過ぎるばかりで、約束の時間に遅れてしまいそう・・・

改札を切符を挿入して入場する男性を目にした瞬間、

Monsieur, s'il vous plaît, vous n'auriez pas un ticket à me vendre ?

と呼び止めた。

男性が振り返り、私に何か言うその前に、私のすぐ脇にいた黒い女性が、一緒に改札を抜けるように言ってきた。
ちょっとそれも困るんだけど、せっかくそう言ってくれているので、言われるままに一緒に通り抜けようとしたが、私の前で金棒が下りてしまった。

Mais il faut faire vite !

と半分叱られ、しかし、黒い女性は決意も固く、今度は出口から逆に入場するように、向こう側からドアを開けてくれる。

ふと見ると私の前に乳母車があって、黒い女性が私に一緒に持ち上げるように指示するので、言われるままに、ともかく一緒に持ち上げる。この乳母車がなかなか通りにくかったのだけれど、ともかく一緒に頑張って運び入れながら私も入場。

RER線の乗り換え口があったので、いったん出て切符を買えるかと思ったが、窓口がやっぱり見当たらないので、出ないでそのままメトロに乗車。

駅の数をかぞえると、目的地まで10駅くらいある。
この間、ヒヤヒヤするのかぁ・・・

もしも、運悪くコントローラーが乗車してきたら、開き直って「切符が購入できない!」と苦情を言い、「大事な約束に遅れてしまう!」と言って振り切って逃げるしかないな、などと想像しながら、ヒヤヒヤものの乗車時間だった。

フランスはカード社会。
カード持ちましょうね・・・&